内容説明
スマホやSNSなど身近なものから,ビッグデータ,ポストトゥルースなど最新のテーマまで,私たちをとりまく「メディア」と社会との関係を一から学べる入門テキスト。「流動化」「個人化」「再帰化」という3つのキーワードで「メディア社会」をよみとく。
目次
第1章 メディア社会論のために(辻泉)
第1部 メディアの来歴:流動化
第2章 ネットワーク化の来歴──メディアがつないできたもの(溝尻真也)
第3章 モバイル・デバイスの来歴──場所感覚の喪失と創出(木島由晶)
第4章 コンテンツ・メディアの来歴──ソリッドなスター/リキッドなアイドル(永井純一)
第2部 メディアの功罪:個人化
第5章 ソーシャル・メディアの功罪──SNS的つながりの実相(團康晃)
第6章 デジタル・コンテンツの功罪──データ化した音楽作品とその価値(南田勝也)
第7章 ネット広告の功罪──監視社会と消費行動への自由(加島卓)
第8章 ユビキタス/ビッグデータの功罪──「わたし」という閉域,「みんな」の可視化(土橋臣吾)
第3部 メディア社会の構想:再帰化
第9章 変わりゆくリアリティ──二項対立から多項対立の時代へ(辻泉)
第10章 変わりゆくコンテンツ──鑑賞からプレイへ(南田勝也)
第11章 変わりゆくテクノロジー──分断された「わたし」からモバイルな社会性へ(土橋臣吾)