内容説明
会社や上司が「場当たり的」だ。そう感じたことがない会社員は少ないのではないか。方針がコロコロ変わる。根拠不明な数値目標を挙げる。「社員の自主性」を口実に、下に全てを丸投げする。なぜこんなことになるのか。数多くの企業の研修に携わってきた著者が、「場当たり的」を発生させるメカニズムを鮮やかに解明し、有効な解決策を示す。総力戦を戦える体制を早急に作らなければ、御社はもはや生き残れない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
35
営業部はバカなのかを一読して注目していた著者。最近、自分の働き場でも残念な方針が示されて、がっかりしていたところだったので、書店で見た時はこれだとすぐ手に取った。著者の提言はかゆいところに手が届く。場当たりをタイプ別に分析しているところは秀逸。でも大事なのは、場当たりではない戦略づくり。知識、価値基準、顧客価値を戦略づくりの構想、訂正に組み入れるのが必要と著者は力説している。何回か読み直したい。2019/03/23
金吾
26
強い思いが場当たり的の関係は違うと思います。戦略は思いではなく視野と視点、論理から導きだすと考えます。上司の大半は思いは述べますが、方針は出せなかったのでそう思いました。2023/12/18
シン
25
★★★★☆ タイトルと帯で購入決定。 まさに働いている会社がこれなので。 序盤は場当たり的がいかにまずいか、 中盤以降は場当たり的にならないためには、 どういう風に考えればよいかが書かれている。 後輩や新人の指導にちょうど良い良書だと思う。2019/04/08
teddy11015544
7
確固たる自分の考える力が持てるかどうか?持てないからここでうろちょろしている。2019/03/24
ふたば
6
会社の経営には、強い思いと、良く練られた戦略、それを実現させるための正しい戦術が必要。ごもっともである。しかし、雰囲気にのまれたり、思い込みに捕らわれていたり、ダメとわかっていても、上司や、取引先に流されたり、と漫然とした運営に陥りやすい。強い思いがあっても、集めた情報に誤りがあったり、取り扱いにしくじってしまうこともある。なんにせよ、良く考え、考え抜いて、方向性を決定することだ。経営者は、実務に携わらずとも、常に現場を見据え、世相を見渡し、未来を予見する努力をせねばなるまい。2019/04/21