ちくま学芸文庫<br> 解説 徒然草

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ちくま学芸文庫
解説 徒然草

  • 著者名:橋本武【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(2019/03発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480096364

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内容説明

伝説の国語教師による超ロングセラーの古文参考書。著者は、寄り道しつつ、遊びつつ『銀の匙』1冊を3年間かけて学ぶという独自の教育スタイルにより、灘校を東大合格者数ナンバーワンに導いたと言われる。本書には、その授業実践のすべてが凝縮されている。現世への無常観を抱きつつ、なお時代を、人をあたたかな目で見つめつづけた兼好の名随筆より、珠玉の断章をセレクト。やさしい現代語訳や語句注釈で学び、ユーモアと人間味あふれる解説でさらなる広がりに触れながら、古文の世界に楽しく親しむことができる、入門書の決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kazuさん

27
「銀の匙」による授業で、橋本武先生は灘中学・高等学校の伝説の教師となった。授業の軸は「銀の匙」だが、「徒然草」も、古文教材として大きな軸となっていて、先生の思い入れも強い。その先生の徒然草に対するあこがれが、生徒にも伝わることが教育の根本だと、斉藤孝が最後の解説で述べているが、正にそうだと思う。この徒然草解説はとても面白く、高校生の時に、このような内容の授業を受けていれば、古文がもっと身近になったと感じた。通釈も解説も素晴らしい。ご自身は、学者ではないと謙遜されているが、学者達の通釈を遥かに超えている。 2024/02/07

T.Matsumoto

7
たまには古典を。橋本先生の解説は、中高生向けでもなく研究者向けでもない、純粋な文学ファンのものだから、サラリーマンでも楽しく読めます。兼好法師の人生観に響くところ多くあるのですが、夫婦仲についての段がないのは意外。2016/11/19

Ribes triste

4
抄録です。解説など文章の端々に散らばる橋本先生の思想や人生観がなんとも大らかで、好人物を感じさせます。こんな先生に勉強を教わった人がうらやましい。2014/10/04

denden

1
正直に言うと面白くない。おそらく著者・橋本武氏との目線の違いなのだと思う。日本の古文による古典を読んでいて、これほど面白みが欠ける本も珍しいのではないだろうか?そもそも興味の在り様、解説してほしい目線が全く違う。お勧めできない。2024/05/24

エビケン

1
灘中の『銀の匙』を題材にした国語授業で有名な伝説の教師の橋本武先生による『徒然草』についての解説。文法的な解説もあり、現代に即して考えてみる解説あり、先生が触発された和歌もありと多面的に楽しめる1冊2022/06/04

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