内容説明
横浜市教育委員会と立教大学の中原淳研究室の共同研究「持続可能な働き方プロジェクト」による教員調査であきらかになったさまざまなデータをひも解き、近年話題の教員の働き方改革について、具体的な改善策までを提案。教育現場の最前線で働く先生方が、明日の働き方を見直すための議論の出発点となるような素材を提供します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どん
3
文科省「教師のバトン」での現場の不満苦情要望殺到に対する応えというか、具体的な働き方改革が分かりやすく書かれている。 横浜の教員・教育委員会からの「データに基づき」、なおかつ「データの背景」に「リアルな物語」が描かれていて、早く「子どもたち」と「教師」が「ブラック」から解放されて、学校が楽しい場所になりますように。 「学校」が全知全能の場ではないということを前提に。2021/05/23
UP
2
横浜市の小中学校教員から集めたデータから、その名の通り教員の働き方を考えるきっかけに溢れている一冊。中原先生が絡むと、キャップ系、カット系、効率化系などのキャッチーなネーミングで堅い話もイメージしやすい(氏のブログはやりすぎな感があるけど笑)。簡単に効率化策を言えそうな内容でも、データから丁寧に掘り下げる研究者の矜持も感じる。長時間労働をしがちな教員の分類も面白く、働き方改革に取り組みたい教員集団にとってこの1冊をベースに自分たちの職場を自分たちでより良いものにする議論のきっかけを作れる可能性は大きい。2019/10/22
KK
1
エビデンスには確かに基づいているかもしれないが、そこから導き出された言葉は月並みなこと、という印象です。2022/04/10
かいじゅう
1
現状、必要性から始まり、実際のデータ、視点、具体的な手法までまとめられている。 個人、チームで働き方を改善するために役立つ知識を得ることができた。 特に印象に残ったことを3つ。 ①働き方改革には、外科手術(具体的に働き方を変える手法)と漢方治療(文化を変える取り組み)が必要。 ②外科手術には、キャップ系(定時退勤日など)、カット系(行事の精選など)、効率化系(整理整頓など)があり、組み合わせることが大切。 ③経験学習サイクルを回し、熟達化していくことは、長期的に見れば、働き方改革につながる。2019/08/09
ミント(bmy)
0
ちょっと、イメージしてた内容とは違った。働き方についての学問書入門みたいな感じかな。現場としては身近なプリント整理の重要性はうなずけるし、もっと意識しようとは思った。2019/08/26
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