ハーパーBOOKS<br> 正しい恋人

個数:1
紙書籍版価格
¥997
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ハーパーBOOKS
正しい恋人

  • ISBN:9784596541079

ファイル: /

内容説明

愛する君が、消えました。

12年後、死んだはずの君が戻ってきた――?
ぼくの幸せな日常は狂いだす。

絶賛の声続々!全英ミリオンセラー作家が放つ妄執サイコ・サスペンス

「本書のようなすばらしい作品の台頭が、新たなサスペンス黄金期の幕開けとなる」――リー・チャイルド

1カ月後にプロポーズを計画していたぼくの前から、愛するレイラは忽然と姿を消した――。必死の捜索も虚しく行方不明のまま彼女の死亡は認定。あれから12年が経ち、ぼくはようやく前に進むべくいまの恋人との婚約を決めた。だがその矢先、レイラが肌身離さず持っていたのと同じ人形が家の前で見つかる。そして、差し出し人不明の不可解なメールが届き……。

デビュー作『完璧な家』が英米で200万部突破!ミリオンセラー作家が贈る、 二転三転の展開から目が離せない“イヤミス×純愛”

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

78
『完璧な家』の作者、B・A・パリスの新作っ!!早速発売日に購入。物語は3部構成になっている。1部は現在と過去。2部は男性と女性。3部は一気にクライマックスへ。途中、話しの落ちが分かったと読者に思い込ませるのが上手い。まんまと肩透かしを喰らう。愛情もここまで来ると危機迫るというか、狂気と化す。それでも確かに純愛。自分的には次回作も邦訳されるならば絶対購入の作家。1272019/04/20

あさうみ

55
今回は男性側が翻弄される作品だ。読むにつれて疑心暗鬼に陥り、不協和音を奏でる。一体何がどうなっているのか引き付けられるものの、若干焦らしすぎというか…フラストレーションたまり主人公を正座させて説教したくなる(?)イヤミスにしない方が良かったんじゃ…最後の一文は好き。2019/07/01

momi

42
「十二年前、愛する君が消えました。」新しい人生を歩みはじめた男。そして幸せな結婚が控えている二人に気味の悪いことがおき始めるのだが…男がつく小さな嘘が気にかかかります。愛をとるか、穏やかな今の生活をとるか…男の心は揺れ動く!思いこみが激しく男を取り戻そうとする女の行動が怖すぎて震えが止まらなくなりそうでした!ひぃ〜!まさしく愛は人を狂わせる!泥沼愛憎劇!愛をためしてはいけない!二転三転と衝撃と驚きの展開!!そして…!!どうしてこんなにも悲しい結末が待ち受けていたのだろう…。ただ愛してただけなのに…。2019/03/27

星落秋風五丈原

36
フィンは「話した事が本当ではない」「彼女(レイラ)が生きているはずがない」などといかにも怪しげな事を言うので、早々に「信頼できない語り手」認定。第二部において二人目の語り手、レイラが登場したことで、ほうら、彼女に何かしたんだ?とフィンへの疑惑は更に高まる。但しもう一つの疑惑も浮上。なぜなら、「レイラを見た」と証言した人物とフィンが同じ場面にいた事がなく、語り手のレイラが生きているならば必ず会いたいはずのもう一人と一緒の場面もないからだ。おや、これはもしかして…とよくあるパターンを想像したらその通りだった。2019/04/22

うーちゃん

30
「完璧な家」が面白かったB・A・パリスの新作。12年前に失踪、死んだと思われていた恋人が、今では婚約者のいる主人公の生活を 脅かすようになり・・というお話。穏やかだった日々が少しずつ荒んでいき、登場人物が精神的に揺さぶられると、読み手の不安感も増大してゆく。ただ中盤以降は、人形(orメール)にビビる→疑心暗鬼に陥る、ということの繰り返しでやや一本調子。結末の苦さは嫌いではないが、あの真相にはちょっと意地悪な突っ込みを入れたくなってしまった。不穏さに満ちた作者の作風自体は好きなので、また次回作に期待したい。2019/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13567027
  • ご注意事項

最近チェックした商品