ナチ強制収容所―その誕生から解放まで

ナチ強制収容所―その誕生から解放まで

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  • サイズ B6判/ページ数 298,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794207401
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

内容説明

本書は、主要な収容所をすべて取りあげて、その誕生からドイツ敗戦による解放に至るまでの過程を描き、1933年から12年間つづいたナチ収容所体制の歴史をたどった初めての試みである。収容所の囚人の労働力が不可欠のものとしてナチ体制を支えていたという側面を明らかにした点は、ことに貴重であるといえよう。ナチはユダヤ人を殺そうとしただけではなかった。強制収容所体制の知られざる実態を描く。

目次

1 ナチ強制収容所前史
2 三大強制収容所の時代
3 大戦前夜の強制収容所
4 大戦下の強制収容所
5 ポーランドの原野に点在する“殺人工場”
6 大戦末期の強制収容所
7 親衛隊企業群と強制収容所
8 ナチ強制収容所の終焉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

3
ナチスが生み出した強制収容所を誕生から終焉まで概説した、意外とありそうでなかった本。元々は共産党員などナチスに対する反対派を矯正する施設として設立されたが、すぐにユダヤ人や反体制派、戦争が勃発した後はソ連軍など交戦国の捕虜や占領地のユダヤ人やロマ人などナチスの価値観で好ましくない存在が次々と収容されて、巨大な存在となっていく。そして、低コストで幾らでも補充の効く労働力の供給源として、IGファルベンなどのドイツの大企業に貢献し、戦争経済も支え、運営主体の親衛隊ではレンガや家具の製造会社まで起業したという2021/09/02

蘭奢待

1
戦前、戦中、終戦間際と3段階に分けての強制収容所の変遷。この理不尽極まりない施設は時を経るに従い酸鼻さを増してゆく。主犯はもちろんナチスのSSだが、これと手を組んだ企業が多数あった。今でも残る、BASF、AGFA、SIMENS、BMW、VWなど。多数の収容者の命を絶やした上に繁栄を築き謳歌している企業の暗い一面だ。2016/07/18

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