内容説明
文化祭――陽キャが盛る一大行事。もちろん静かにやり過ごしたい俺だったが……なぜ劇の主役に選ばれた? なぜ来場者数増加のために協力を? なぜ秋月に告白された? おい春日、一体どうなってんだ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
44
シリーズの最初はかなりコメディよりでしたが、この3巻ではかなりシリアス寄りになった作品でした。その辺りの落差が激しいのとコメディ部分がいまいちでしたのでちょっととっつきにくかったです。この3巻では、それぞれの人物の葛藤や内面の掘り下げもあり良くなって来ました。特に主人公を交えての会話を経る事で特進部の面々が成長していく姿はポイントが高いです。また、この様な作品の中で学生時代のイベント事で必ずしも成功しない展開は珍しくよかった部分ですね。この作者は一般文芸向きかもしれませんね。2025/04/29
真白優樹
5
文化祭という陰キャラの天敵のイベントが始まる中、劇の主役に選ばれたり秋月に告白されたりと騒動が続く最終巻。―――その一歩を踏み出す時、世界は大きく開きだす。 文化祭、静かでいいのに、大騒動。そんな七転八倒、静紀にとっては頭と腹が痛くなりそうな展開が続く巻であり、春日との触れ合いと多方面からの重圧に振り回されながらも一歩を踏み出す、小さいけれど確かな成長が見える、結実の温かさが嬉しく思える巻である。世界に示した自分達の関係。きっとこの手は繋がっていく、これからも、どこまでも。 うん、とても面白かった。2019/03/23
熱東風(あちこち)
1
こういうラノベも一風変わってて面白い。けど、このシリーズは全般的に変に理屈をこねくり回している印象が強い。それが人によっては敬遠されることにもなってしまうのでは?/あと、千坂先輩のルー大柴まがいの、中途半端なイングリッシュをコンバーセイションの中にインサートされるとリードするのがとてもハードだった。/バイ・ザ・ウェイ、佐倉先生のネクストのワークをルックフォワードしてます。2019/08/25
takave
1
完結。運命のヒロインと理想のヒロインを用意して選ぶっていうラスト良かったけど、この巻千坂先輩回も兼ねてたし、もうちょっと時間かけて読みたかったなぁという気も。2019/06/05
花火
0
満足度 ☆3/5 おすすめ度 ☆3/52020/03/29
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- 和書
- 梟の朝