光文社新書<br> セイバーメトリクスの落とし穴~マネー・ボールを超える野球論~

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光文社新書
セイバーメトリクスの落とし穴~マネー・ボールを超える野球論~

  • 著者名:お股ニキ(@omatacom)
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 光文社(2019/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334044015

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内容説明

統計を基に選手やチームを評価するセイバーメトリクスは、もはや野球界の常識となった。だが、マネーボールでそのさきがけとなったオークランド・アスレチックスは以後、一度もワールドシリーズへ進出できていない。データ分析が当たり前となった今、世界のトップたちはどのように周りと差をつけているのか? ダルビッシュ有選手を筆頭に多くのプロや専門家から支持を集める独学の素人が、球界の最先端トレンドを明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 零細企業営業

45
メジャーの選手を売ったり買ったりする意図ってのがこの本で分かった。 ダルビッシュやイチローの移籍先が中々決まらなかったり、主要選手を早期にトレードに出したりするのも、そういう意図があったのか。 あと、マエケンの中継ぎや短い先発の意図、日ハムがやっていた似たような事の意図もやっと理解出来た。 あと、この本もそうだが、どの本でも勝利至上主義は良くないと書いてる。でも現場は変わらない、変われない。 とりあえず、新聞社が野球から手を引いたら良いと思う。スポーツの主催者になってたら批判できないだろ。2020/01/02

ホークス

44
2019年刊。日米プロ野球ベースの野球論。投球術から球団経営まで話は幅広い。無知な私は勉強になった。直球も変化球の一種なの?シュート回転って何?バレルゾーンを活かせる体格の条件とは?等。抽象(原理)と具体(データ)のどちらにも精通しており、実際にプロにアドバイスしている。本書では理論の精妙さと共に、選手たちが腕や指先の繊細なタッチで競っている事も理解できた。「監督の仕事はマネジメント」に賛同する。さらに監督・コーチ業を解剖し、必須機能をシンプルに提示して欲しい。人柄や情熱はその上に乗るものだと思う。2023/04/15

マルコ(Marco)

39
非常に分かり易く言えば「現代野球用語の基礎知識」。野球好きとしては正直、フザけた著者名とは裏腹な分析力に嫉妬した。特に球種の回転数や回転軸の方向から分類する手法、は斬新。分かり難い“フレーミング”の意味も一番分かり易く、納得の出来。もう野球に解説者やマスコミは必要無い、存在なのかも。あとがきでタイトルの意味を感じたら、同意するファンは多い筈。“もっと野球を気楽に観て楽しみませんか?”。セイバーを知るには『マネーボール』『ベースボール革命』がお勧め。前者はエンタメ、後者は結果ボツになった理論書。2020/06/18

Kaz

39
先の1冊に続いて「お股ニキ」氏の野球論。セイバーメトリクスは、近年のタイガースの監督では名将の部類に入る「どんでん」こと岡田監督も踏まえていた概念。本書では投手、捕手、打者、監督・コーチ、球団経営、スタジアム形状、野球文化に至るまで、「ここまで考えるか」と思考が深掘りされている。色々な要素が複雑に絡み合い、単に力と力のぶつかり合いだけではない野球の奥深さを教えてくれる。「野球バカ」というが、バカでは良い野球はできない。試行錯誤の結果を丹念に振り返り、進化させていくことが肝要。これ、仕事と同じやね。2019/12/29

しき

33
セイバーメトリクスは野球の新しい常識だ。野球選手や野球ファンには馴染み深い感覚頼りの作戦や技術論がひっくり返していて驚いた。打者はフライを打つほうが良く、バントや盗塁はあまり使わない方が効率が良いなど、今までの真逆だ。しかし、セイバーメトリクスとは所詮、投手と打者のイタチごっこである。どちらかに新たな作戦や技術が出てくれば、相手も変わる必要がある。変化についていくには、本書でセイバーメトリクスの本質「なぜこんなデータが出たのか」を考えなければならない。野球以外のことにも通じる大事な考え方だと思った。2021/02/02

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