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内容説明
現代の実業家も大いに参考になる!
革命家・マルクスの代表作のエッセンスが1分でわかる。
19世紀前後に起こった産業革命以降、工業化により商品の大量供給が可能になりましたが、貧富の差はますます広がり、人々の生活は豊かになるどころか苦しくなるばかり……。
労働者を酷使する生産過程の中で新たな価値を生み出す「搾取」のシステム……。
資本主義社会に生涯を賭けて立ち向かった革命家・マルクスの代表作のエッセンスを、1分間シリーズとして、わかりやすく解説した1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
43
来週から政経は資本主義を扱う。図書館にあったもので、これはコンパクトながら、要点がわかるため、生徒にも見せるとよい。青蛍光ペン引いてある箇所だけ拾い読みさせてもよい。Ware、Geld(35頁)といったドイツ語は興味を示した生徒に示すとよい。剰余価値はマルクスのキーワードの一つ。高校生に理解はできるか? 搾取(65頁)も現代でなおも闇の部分である。協業ということばも聞きなれない。理解できるか? 非正規雇用者としては必須な知識武装だと思える。2021/12/08
ophiuchi
15
はるか昔のこと(ソ連が健在だった頃)だけど、大学でマルクス経済学の講義を受けたことがある。これはずいぶん平明な内容だけど、印象はそのときとあまり変わらない。ソ連の崩壊で新自由主義が主流となってきたが、今回の新型コロナ感染症によるパンデミックは、この潮流を変えることになるのかもしれない。2020/04/16
そのとき
4
斉藤幸平さんから興味が派生し、マルクス資本論。初心者にはとてもわかりやすく、順を追って、資本主義の危うさを書いてくれている。納得することが多く、個人的には民主主義がうまく機能しないのも資本主義の影響が大きいだろうと思っていて、その仕組みも納得してしまった。「自由の国」へ到達できるだろうか、私たちは。2024/01/06
takahiro suzuki
2
昔の内容なのに今の時代を語っているだろうという本だった。働いても働いても金に余裕ができない。世の中便利に発展しているはずなのに余裕がない。そんななぜだろうを考えさせられ、解消進むいい本だった。面白かった。自分の労働時間は必要以上に働いているかもしれない。今まさに転換の時期であると感じました。2021/04/12
さのかずや
2
ちゃんとしたものを読んだ気持ちになれてよかった。1800年代(19世紀)後半、第一次産業革命がイギリスで起きたときに、イギリスで資本家がどれだけ横暴を奮っていたのかということと、それを批判する言論がドイツ人のマルクスから起こっていたというのを解説を通して知れたのがよかった。いつか資本家が打ち負かされて、生産力を共同で制御できるようになり、労働日を自由に決められるようになる日が来る、ということを書いているが、このへんは今のような時代だと結構あり得る気がする。誰かまとめてたりするのかな。2019/07/30