祥伝社文庫<br> 罰当て侍 - 最後の赤穂浪士 寺坂吉衛門

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祥伝社文庫
罰当て侍 - 最後の赤穂浪士 寺坂吉衛門

  • 著者名:風野真知雄
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 祥伝社(2019/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396332952

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内容説明

赤穂四十七士ただ一人の生き残り、薄幸の町娘のため剣を抜く! 吉良邸討ち入りに加わり、ただ一人生き延びた男、寺坂吉右衛門。江戸じゅうを沸かせた忠臣蔵から三十余年、齢七十を超えた彼は、麻布の曹渓寺でひっそりと寺男を務めていたが、突如周囲に奇妙な事件が続出する。近所のうどん屋店主・喜兵衛が渋谷川で溺死、その直前にうどん屋の隣の長屋の庭木に、ほんの一瞬、死体が逆さ吊りにされていたというのだ。喜兵衛はそれを目撃していたのだが……。残された喜兵衛の娘おさきは苦界に身を落とす覚悟をするが、吉右衛門は彼女を救うため老体に鞭打ち事件の真相を追う。かつての名剣士吉右衛門は、討ち入りで見せたあの剣の冴えを取り戻せるのか! 書き下ろし傑作、待望の電子化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

104
この時期は忠臣蔵が気になる。この作品は〝あの”寺坂吉右衛門!39才で討ち入りに参加して83才まで生きたと云うからあの時代ではかなり長生き。大石に命ぜられた時の心境やいかに。ましてやその後の人生において風当りと云うか世間の目を思うと遣る瀬無い。が、今作は『その後』しかも老年の吉衛門なのだ。風野作家にして、生き延びて残念とは言わせないのが好ましかった。2017/12/11

ちばと~る

22
赤穂浪士の生き残り 寺坂吉右衛門。八代将軍 吉宗の御代。70の齢だが剣の腕には自身あり。そんな吉右衛門に難事件が!!時には孫を助け、時には孫に助けられながら、罰当て侍としてお江戸の危機を救います。2014/01/28

はま

9
ちょっと久しぶりの風野さん。「大江戸定年組」の雰囲気で、四十七士の生き残り寺坂吉右衛門で仕事人。良い。とっても好き。続編ないようで実に残念っす。2016/11/20

kazukitti

3
これとか、爺とひよこのとか爺さん主人公のシリーズ化失敗?系のが、結果として、大江戸定年組とかわるじいシリーズに繋がってるんだとは思うけど、やっぱり爺とひよこもコレもあと数冊は続いて、はしょってないちゃんとしたシーズン終了を迎えて欲しかった感はあるかなぁ。2022/03/30

kazukitti

3
忠臣蔵の生き残りの爺さんが闇の仕事人として悪人に天罰を下すとか、根岸肥前守が説教しそうな話w 一応この巻でのエピソードは終了してるんで単巻読み切りとしてもアリなんだけど、伏線の回収はしきってないのでシリーズ化出来なかったのは残念無念ナリ。しかし風野さんは四十七士好きだね。主人公の寺坂吉右衛門と友人の絡みもいいんだけど、ジジ殿を影から助ける孫の貫五郎の今後の展開も気になるところだった。2013/08/28

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