内容説明
保護者たちが先生に不信感を持ってしまったさまざまな事例を基に、親の願いを書き綴りました。特別支援教育に限らず、先生たちが保護者と信頼関係を築くことが、実は難しいことでない事がわかります。親の求めるインクルーシブ教育、共生社会にも触れています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さなごん
3
長らく積ん読で途中まで読んで止まっていましたがようやく読了。読んでいて苦しい。わかる部分もあり、そうじゃないよと反論したい部分もあり、難しい。2014/01/07
よし
2
保護者の目線からの、教員、学校へ伝えたいこと。例にあげられている教員は確かにひどい方が多いかな。でも、教員の中では、同じように思っている部分はあるし…子どもにたいしても保護者に対しても、誰に対しても相手を尊重していきたいと思いました。2016/02/28
くま
1
社会生活の中で、障害のある人とない人を分けないのに、なぜ学校は…という内容に、言われてみればホントにそうだなと思った。みんなが安心して一緒に過ごす街、実現したいですね。まずは自分の地域から…。2013/03/21
Shoko
1
保護者の気持ちを少しでも知ることができたら、と手に取った一冊。うーん、ホンネが書かれてる。正直、「え、そこまで…」と感じる意見もあった。でも、相手もこちらも自分の立場を主張するだけなら永遠に平行線。お互いが納得して前に進めるためにはやはり対話が必要。特に支援者である教員側が、しっかりと聴く姿勢をもつべき。2012/11/06
とろけねこ
1
保護者の希望=わがままではないことは分かっている。誰もがそれぞれに、根拠があって言っているのだということも。だからこそ、教師側の“障害者だから”という諦めやひとくくりも、保護者側の“もっと支援を”という勢いも、どちらも違うような気がするんだ。自分がどんな考えを持つか、またそれをどのようにして説明するか、他者の意見をどう取り入れられるか、意識しないといけないことは、たくさんある。2012/10/09