日本経済新聞出版<br> 銀行員の逆襲

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日本経済新聞出版
銀行員の逆襲

  • 著者名:岡内幸策【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2019/03発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532358099

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内容説明

ボーッと生きてきたわけじゃないだろう!
今こそ自分の価値に目覚めよう

ベストセラーとなった前著『銀行員 大失職』では、銀行の地位低下、金融マンの質の低下、AI、フィンテック、ブロックチェーンなどの進展による業務の変化と、それに伴う銀行員たちの大量失職という問題を取り上げ、最後に、それでも銀行(員)は必要だ、とした。本書は、その最後の部分を改めて整理し、前向きな銀行員のあり方を語るもの。主な主張のポイントは以下のとおり。
いつの時代も、経済の発展には金融の機能が欠かせない。企業間取引に必要な資金の流れ、信用情報・審査など、そのもつ機能は常に必要とされる。リストラとIT化・AI導入で身軽になった銀行こそが、それまで培ってきた金融ノウハウと強固なセキュリティ・ネットワークをベースに、ローカルにもグローバルにもサービスを展開できる、新しい時代に対応したビジネスに参画できるはずだ。振り返ってみれば、これまでも金融界は、ほぼ10年ごとに大きな転換点に立たされ、それをチャンスに変えたところが伸びてきた。
また、今いる銀行から飛び出すのもおもしろい選択だ。金融マンとしてムダに月日を過ごしてきたわけではないだろう。それまで培った知識・ノウハウを活かせる場は山ほどあるではないか。資金繰りから財務、経営管理、取引先への対応など経営へのアドバイス、人のネットワークを活かした新規ビジネスの発掘、家計運営への専門サービス……。

さあ、(特に平成入行組の)銀行員たち。いまこそ、前を向いて新しい時代にチャレンジするときだ! ――本書は、これまで金融機関の経営や金融マンの質の低下を厳しくしてきた筆者による、銀行OBとしての熱い応援歌でもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
2年前に「銀行員大失職」という本を書かれた筆者が今度はこのような題名で銀行員を元気づけようとしています。最近地方銀行では若手行員が辞めて地方公務員などに鞍替えしているという情報をよく聞きます。ここに書かれていることはいくらIT化やAIということが出てきても銀行員の本来的な仕事というのはかなりあってそれを掘り起こしていくことが重要であるといっています。2019/03/05

tetsubun1000mg

5
銀行員が主役の小説のつもりで選んだ本でした。  実際には、現在の日本の銀行の実情と問題点を鋭く突いた研究書です。 最近のニュースで大銀行のリストラや、地方銀行の合併が報道される理由が少しずつ分かってきます。 「逆襲」とは、銀行員が持っている能力と技能を生かして、新しい分野、会社で活躍して欲しいとの気持ちが伝わってきます。 現在の転換期にある銀行で、今後の身の処し方の参考になるようにという、まさに銀行員に読んで欲しくて書かれたような気がしました。  2019/03/31

Takateru Imazu

4
銀行員の逆襲 2019/2/23 著:岡内 幸策 大幅な金融機関の減少は、すべての国民が望んでいない。未登録の業者等が現れ、善良な国民に被害を与えるのも理不尽である。ただ、旧態依然としたままでは金融機関としての役割は担えなくなっており、現状からの脱皮が不可欠である。新たな環境に対応するためにも、官民ともに発想の転換が必要である。それを遂行するためにも、金融機関の社員個々が能動的でなければならない。 本書の構成は以下の7章から成る。 ①デジタル革命で変わる業務 ②ほぼ10年ごとにや2019/03/10

ざっくば

2
普段チコちゃんに叱られるレベルでボーッと生きてるので、この本の「ボーッと過ごしてきたわけじゃないだろう!」という帯につい手を出してしまった。ただ帯と本文ほぼ関係なかった(あるある)。金融を取り巻く環境を羅列、飲み屋で管巻いてる人の話をずっと聞いてるような本、かな。同じ話題が頻出するし、タイトルから期待した逆襲では無かった。バブル崩壊からこれまでの金融ビッグニュースや最近のトレンドを知るには良い本。2019/07/20

真名

1
それほど目新しい情報はなかった気もするが、昭和以降の日本の金融史を追うなかで、公的資金の注入後に銀行員の給与が低くなったという記述が印象に残った(池井戸作品とかで銀行員がエリート扱いされていることに違和感があったが、この本で昔は良い職場とされていた理由を垣間見れた)。転職の勧め、今の職場でどう力を発揮するかの啓発が多かった。2019/05/28

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