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内容説明
ネットサーフィンやSNSは便利だが依存性がある。「時間や集中力をそぐだけでなく、やりすぎると自己肯定感やメンタルの強さにまで悪影響を与える。毎日1時間、ネット・SNSを断って“本物”に触れよう。さらっと表面をなぞるのではなく、深く沈潜する読書は、疑似体験ではなく“体験”として血肉になる。そういう時間を過ごしている人からは、深い教養と品性が自然とにじみ出る。漱石やドストエフスキーの世界に浸り、科学や歴史の名著とじっくり対峙しよう」…著者が今もっとも伝えたい、知的な大人へのメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
99
一日一時間はSNSから離れて沈潜する。沈潜する体験が人生を変える。深い教養は顔に出る。そういうことが書かれていた。読んでいて感じたのはなにか理屈めいていたこと。一日一時間沈潜することは大事かもしれないがたっぷりと時間のあるひとは出来るかもしれないがその少ない時間の中でSNSでつながっている人も多いのではないか。毎日の「つながらない1時間」が知性を育むとサブタイトル、別段知性が育まれなくてもいいや。図書館本2019/04/06
yomineko@ヴィタリにゃん
76
旧制高校の人達は知識欲旺盛で有名な文学は読んでいて当然だった。「沈潜」という言葉を使い深く知識に入り浸る。ネットをする時間を少しだけ止めればよいと仰り、全部断てとは言っておられない所に好感が持てた。様々な本をこれから読み漁りたいと思う。昔の人達が賢いのは沈潜しているから。ネットで粗筋を読んだだけでは何も身に付かない。2023/01/04
Aya Murakami
72
他館図書館本。 ネットを一日1時間でも断って読書をしよう!たしかにバス待ち1時間の読書タイムははかどります!ちなみに今日の読書は瀬尾まいこさん。 そしてやっぱりこの手のデジタルデトックス本では瞑想がつきものもですね。著者は道元派みたいです。なにやらちゃんとした姿勢で瞑想すると身体性をとりもどして余計な情報をシャットアウトできるのだとか? ニーチェマキャベリに続いて孫子が劇物扱い。個人的にはキリストのことばよりも心に響くのですが…。世知辛い人生を送ったもので…。2025/03/28
しゅてふぁん
45
対象は何でもいいので『沈潜』することが大事ということか。特に最近は全く出来てない。この本で紹介されている「ゲーテとの対話」を思わず買ってしまった。積読の山に埋もれないようにしないとなー。2020/01/11
Tadashi_N
29
ネットを離れて内省する時間は絶対に必要。過剰なネットは発育不良につながる。2020/12/09