プッシー・ライオットの革命 自由のための闘い

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プッシー・ライオットの革命 自由のための闘い

  • ISBN:9784866470757

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内容説明

サッカー・ワールドカップ2018決勝戦に乱入し、話題沸騰中のフェミニスト・パンク集団、プッシー・ライオット。

なぜ彼女たちは彗星のごとく現れたのか?
グループ創設者のひとりマリヤ・アリョーヒナが自ら語る、真の目的と活動のすべて。


結成秘話、2012年モスクワ大聖堂でのゲリラ・ライブとその逮捕劇、いまだに続くロシアの“矯正”労働の真相、そして彼女の信じる道――。

Vogue UK、The New York Times Book Review、The Guardian、Financial Timesなど、各紙で話題の新感覚・手記!


★プッシー・ライオット(Pussy Riot)とは?
2011年に哲学やジャーナリズムを専攻する学生たちを中心に結成された、ロシアのモスクワを拠点とするフェミニスト・パンクグループ。
ロシアの家父長制社会に異を唱え、政治腐敗に声を上げる。

2012年、プーチン大統領の再選(第3期目)への抗議活動として、モスクワの大聖堂で手作りの目出し帽を身に纏い、反プーチン政権の曲を演奏。
メンバーの3人が逮捕され、のちに2人(マリヤ・アリョーヒナ、ナジェージダ・トロコンニコワ)には禁錮2年の判決が下された。

彼女たちの解放を求め、オノ・ヨーコ、スティング、パティ・スミス、レディオヘッドなど100名を超える著名ミュージシャンがグループの支持を表明した(2013年に2人は釈放)。

2018年7月、フランスとクロアチアによるワールドカップの決勝戦に、警察官の格好に扮したメンバー4人が、ロシアの政治的現状に注目を集めるためピッチに乱入した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーク

6
プーチン大統領により一般市民への抑圧が強まるロシアで、過激なパフォーマンスをして捕まった女性たちがいたな、という存在でしかなかったプッシー・ライオット。その内情と逮捕されたメンバーの心情について本書で詳細を知ることができた。ロシアって個人的に思っていたよりキリスト教の影響が強い国だというのが分かったし、それに楯突くことでプーチン大統領への反抗精神を剥き出しにするパンクな姿勢には荒削りながらも力強さを感じたな。忌野清志郎亡き後、日本にはこんなパンクなミュージシャンはいなくなってしまったな、と残念に思う。2018/12/13

R

2
パワーが奥底から感じられる作品。日本の刑事訴訟法も散々だと思っていたが、ロシアすごい(褒めてない)。政治、人権等々、堅苦しい本を読むのもいいが、彼女の叫びを聞くことも1つの方法だと思う。2018/12/24

えっ

1
等身大の言葉づかいで淡々と書かれていて、読み易さと同時に生々しさ、著者の意志の強さが伝わる。マリヤアリョーヒナとは同世代、内容は2010年代の出来事だ。ロシアは加速し続けて今に至るんだと苦い気持ちになった。ヴォイナの表現はあまり受け付けないと思ってたけど、こうして「よくない?いいよね?」みたいに始まる雰囲気を知ると少し見方が変わる。2023/08/07

URYY

0
RWCPにはプッシーライオットは現れなかったし、プッシーライオットにもなれなかった。話題になったのは広告代理店の酔っ払いの暴行だけか。代替わりでは拘束、勾留者も出ているが。 2019/10/27

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