内容説明
戦後の鉄道は日本の経済成長とともに発展してきたが、それとともに鉄道趣味の世界も成長してきた。
本書は、少年時代より鉄道を愛し、SLブームやブルートレインブーム、
国鉄消滅、JR誕生などをリアルタイムで体験してきた著者が、
改めて鉄道趣味の多種多彩なありようを振り返りながら、
現代の鉄道の楽しみ方を具体的に提言する。“大人世代”になったからこそできる「鉄道を撮る」
「鉄道に乗る」「鉄道を作る(鉄道模型)」「廃線跡を歩く」「SNSで発信する」はもちろん、
鉄道×グルメ・音楽などの新しい鉄道の楽しみ方などを解説する。
■著者紹介
池口 英司(いけぐち えいじ)
1956(昭和31)年東京生まれ。鉄道ライター、カメラマン。
日本大学藝術学部写真学科卒業後、出版社勤務を経て独立。
著書に交通新聞社新書『鉄道時計ものがたり-いつの時代も鉄道員の“相棒”』
などがあるほか、鉄道雑誌などに寄稿多数。
目次
●目次
第1章 もう一度、鉄道趣味の世界へ
第2章 20世紀から21世紀へ。鉄道はこう変わった
第3章 大人の鉄道趣味入門
第4章 鉄道×〇〇 新しいコラボレーションを楽しむ・作る
第5章 原点へ~鉄道旅のすすめ~
巻末 SNS映えする有名撮影地50選
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
3
歳取って他にする事無くなったら鉄ヲタにでもなるしかないかね2023/11/05
がもう
2
大人の、というより、シニアのでした。鉄道を全面に出しているけれど、社会人人生の終わりを迎えつつある世代のリタイア後の人生を前向きに生きるためのエッセンスとして鉄道趣味ってどうだいというところを書いたように読めた。ここから第二の人生。今までの知識をもとに新しい情報をプラスして生まれ変わってまた趣味を、人生を、楽しもうと言うことを鉄道ベースに語っている豊かな本だった。行間に有限の時の限りが見えてきた世代ならではの切なさのようなものが滲んでいるようにもみえるところがあって、考えさせられた。2020/06/10
Takahide✈Yokohama
1
交通新聞社らしい書き方でまとめられた本。天夢人の本の様に誤字脱字押し付けが気にならずさらっと読める。鉄道に関する趣味を広く分かりやすく紹介しているのが良い。でも最後は広げ過ぎてちょっと発散気味。本で紹介されているフルムーンパスは2022年夏に終了。周遊券に言及しながらナイスミディパスに触れていないのは、男性読者しか考えていないから?2022/10/09