内容説明
傀儡子、白拍子、方術師、揚水尺、香具師、ジプシー、幻人、勧進聖……。民俗文化・芸能の媒体として、日本、朝鮮半島、中国、さらにはユーラシア大陸を漂泊した、歴史の底辺に息づく放浪の民の実態を追う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風来坊
1
ユーラシアの芸能史に興味のある人はぜひ。2009/05/10
love_child_kyoto
1
芸能の歴史。深い。読み辛い。2010/07/28
Doughnut
0
今年読んだ中でトップクラスに面白かった。前半はアヴァンギャルドなルビの運動と口上に酔っぱらい。後半は文献の引用を多く含む歴史さんぽ。アウトローな放浪者たちが果たした文化価値とそれじたいの面白さ。真に脳を不意打ちする書物を探す同士へ、また藤枝静男研究者にも推奨。2015/11/14
