集英社文庫<br> 怪談のテープ起こし

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集英社文庫
怪談のテープ起こし

  • 著者名:三津田信三【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 集英社(2019/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087458305

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内容説明

自殺する間際にメッセージを録音して残す人がいる。それを集めて記事にしないか? 編集者時代の三津田に企画を提案したライターが突然失踪。後日、三津田の元に届いた1本のテープには何が。カセットやMDに録音された体験談に材を取った6つの怪異譚と、それらを連載し本になるまでの、担当編集者との裏話的なエピソードから成る作品集。この物語を読むあなたは恐怖を「体感」することになる。

目次

序章
死人のテープ起こし
留守番の夜
幕間(一)
集まった四人
屍と寝るな
幕間(二)
黄雨女
すれちがうもの
終章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

169
まさに現実か虚構か、ハッキリさせない恐怖が半端ない…もちろん実体験を材にした怪異譚6つもゾッとするが、そこに序章・幕間・終章として加えられた編集者とのやり取りが生々しくて怖すぎる…何にしても自殺間際に残されたメッセージなんか追っかけちゃダメだって(笑)短編のうち後半の「黄雨女(きうめ)」「すれちがうもの」2篇が絶品!明朝の出勤時には周囲あまり気にしないようにしないと…これを「体感」した読者への憑き物落としも一応施されたはずだけど何とも不安…例の謎の言葉もネタバレサイトで確認すませた僕の未来は無事なのか!?2020/04/02

KAZOO

161
三津田さんの本は長い長編が積んであるのですが、今回短篇集が出版されたのでこちらを先に読んでしまいました。短編とは言いながら一つ一つがかなり怖いものもあったりして、夜などは読めないので電車の中で読みました。とくに「留守番の夜」と「集まった四人」はこわくてイメージが頭の中に浮かんでしまいます。短編を集めて追加した部分も工夫が凝らされて最後まで楽しめました。2019/03/12

machi☺︎︎゛

152
怖かったー(oロo)!!怖さの中にも色々仕掛けがあって面白いんだけど怖さが勝つ。しばらくは雨の日が怖い☔️山も石も水も怖い、、、(°_°)2021/04/10

nuit@積読消化中

142
【日本の夏は、やっぱり怪談〈其の三・和洋折衷〉2019年】イベント参加で読みました。これから自殺するという人が残した独白テープ…大好きなウェイクフィールドの「ゴースト・ハント」を思い出させてくれて嬉しい。そして、山の伝説一本足の魔物やら、コックリさんからのお告げやら、黄雨女、すれちがうものなど他にもいくつかありますが、全体的に満足な怪談集でした。何やら“水”が共通しているようですが、これを読んでいる間、家のウォシュレットが壊れたのと、なぜか新刊のこの本がかび臭かった…というのもある意味呪いでしょうか(笑)2019/08/29

Kazuko Ohta

108
怖がりのくせして出先でこんな本を購入。昼間限定で読むようにしていたから時間がかかってしまいました。帯が煽る煽る(笑)。ようやく最終章までたどり着いて、どうせフィクション、怖い言うてもフェイクだしと思ったのに、解説がまた煽るのよ。フェイクだと思うのは自由ですけど、みたいな感じで(泣)。怖がりでも大丈夫、大丈夫です。でも、ひとりでお風呂に入ったり、公衆トイレに入ったり、エレベーターに乗ったりするときに思い出すこと必至。事故現場に供えられている花を見てドキッ。雨の日は黄色い人を探してしまうことでしょう。こえぇ。2019/09/10

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