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内容説明
わたし、漆原杵真は綺麗好き。潔癖症だってクラスではからかわれたり、なぜか怒られたり。ケンカしてゴミ屋敷に閉じ込められて死にそうになって、でもそこで、普通とはちょっと違う、綺麗な男の子に出会ったのでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
52
舞城王太郎が描く一線を越えた世界は、殺伐としていて潤いに満ちた不思議な空間。潔癖症(とは多分違う・・・)の少女がゴミ屋敷で出会った少年は殺し屋。ゴミや汚れが嫌い、と言うより許せない少女は当然のように少年・カンに惹かれていくが・・・。彼女の基準で云うなら「男の子にしては清潔」なカンの周囲をきれいにしたいと願い、ゴミ屋敷を綺麗に清掃することから始めるが、どうやら組織とのトラブルを抱えている彼の側にいる事は、危険のただ中にいる事にもなるようで・・・。主人公の思考をトレースするのがきっと正しい読み方。2022/07/18
トラシショウ。
30
「私と私のものに触らないでって・どうやって言うべきなの?」「・・・そういう事を・言わないって選択はないんだね?」。脅圧性障害により極度の潔癖症の小学生・漆原杵真(きねま)。杵真を疎ましく思うクラスメイトの意地悪で近所のゴミ屋敷に閉じ込められた彼女は、その汚濁そのものの様な屋敷の地下で「見た事もない綺麗な少年」と出逢う。目の前で大人を呆気なく殺してみせた「カンパニュラ」を名乗る少年に恋してしまった杵真と、「カンくん」と彼女に呼ばれる事になる少年の不思議な関係を描く、舞城王太郎原作の新作(以下コメ欄に余談)。2019/04/19
ちぇけら
22
わたしはわたしを削る。この世界はたいてい汚いから、綺麗でいたいから、そのためにはなんだってする。殺しも恋も、すべてを洗い流してくれる清潔な風。ふつーなんてものはなくて、っていうよりふつーかどうかなんてどうでもよくて、ただわたしだけは綺麗なままでいたいってこと。「カン君は今まで会った男子の中で一番キレイだった そんなカン君にキレイにしてもらえるなら…私はいいと思ったの」綺麗にしてあげたいと願う気持ちと、ぐずぐずと沸き上がってくる殺しと恋のドライブが効きまくっているマイジョー原作が熱かった。2019/04/20
レリナ
19
これはいい漫画だ。面白い。これからどんな話が展開されるのか、楽しみ。恋愛にバトルにいい感じに仕上がっている。殺し屋の少年と潔癖症の少女が紡ぎ出す、重厚なストーリー展開がとても好み。絵柄がとても好きな部類。1巻から引き込まれる話の展開に力を感じた。謎がまだ多い作品だが、これからの話の展開に十分期待できる傑作。バイオーグトリニティのような恋をテーマにした作品は好きだな。舞城さんの独特の世界観は魅力たっぷり。ぜひとも完結までお付き合いしたい。次巻に期待。2019/04/09
とら
14
舞城原作なので無条件で購入。ジャンルでいうと前作「バイオーグ・トリニティ」と同じく、ボーイミーツガール。今回のこの恋愛、どれくらいまで規模が大きくなるのだろう。舞城が描く「愛」はとても規模が大きい。命を、世界を賭けられるほどの愛。極端だともいえるが、それくらい突き抜けないと表現出来ない何かもあるのだと思う。まだ序盤だけれども、期待でしかない。杵真が読んでいる本が舞城作品だというのも、小ネタが効いていてファンからすると嬉しい。作画の方は初めて知ったけど、好み。2019/04/04
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