世界の路地裏を歩いて見つけた「憧れのニッポン」

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世界の路地裏を歩いて見つけた「憧れのニッポン」

  • 著者名:早坂隆
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2019/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569837550

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内容説明

「僕は日本に生まれたかった」紛争、貧困、小さな幸せ……。そんな日常のなかで、「日本が好き」と語る人々が教えてくれたこと――。 《「車が故障したから直してくれないか」「パソコンの調子が悪いから見てほしい」といった注文が何度も寄せられた。私は車やパソコンの修理などまるでできないので、これらの依頼を鄭重に断ると、「君は本当に日本人か? 中国人じゃないのか?」と言われる始末であった》 《「日本人はヒグチのことをあまり知らないのですか? それは本当ですか? 日本人は学校で何を習っているのですか?」クララさんの言葉が、戦後日本の核心を一気に突いた》 《「日本か。素晴らしい国なんだろうな。まるで夢の国みたいだ。行ってみたいけど、僕には一生、絶対に無理だな。世界は不公平だね」》(本文より)世界中を自分の足で歩き回り、路地裏の人々とふれあった著者。各国の人々の目に映る「憧れのニッポン」像から、日本人が知らない「世界と日本」が溢れ出す……。心が温まり、そして深く考えさせられる、感動の紀行エッセイ。 【目次】より ●第1章 満洲──日本人が掲げた理念の風 ●第2章 モンゴル──世界史の中の不思議な繋がり ●第3章 ルーマニア──「僕は日本に生まれたかった」 ●第4章 チェコ・ポーランド──救われた生命、奪われた生命 ●第5章 バルト三国──一枚の色褪せた「日の丸」 ●第6章 旧ユーゴスラビア──コソボの「ワールドカップ」 ●第7章 トルコ・シリア──時を越えた恩返しとトウモロコシ ●第8章 イラク──一国平和主義は卑怯で、みっともない ●第9章 イスラエル──ゴールデンブックに刻み込まれた感謝 ●第10章 サイパン・パラオ──日本流委任統治の光芒 ●第11章 フィリピン──天使たちの町に残る特攻兵の面影 ●第12章 台湾──なぜ、この地は「美しい島」なのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

23
期待したほど面白くなくて途中から飛ばし読み2018/08/01

おおにし

15
タイトルから”日本人はスゴイ”系のトンデモ本かと思ったが、読んでみるとまともな旅行記であった。ただ紹介してある国の数が多くて内容に少し深みがないのが残念。この前旅行したばかりの台湾の章が特に印象に残った。台湾で一番有名な日本人、八田與一氏のことはツアーガイドさんも教えてくれたが、ゼロ戦パイロットの祠が台南にあるとはびっくり。八田氏設計の烏山頭ダムとともに次回は台南を巡る旅行をしてみたい。2019/03/30

isao_key

11
ノンフィクション作家である著者が訪問した各国で日本とつながりのある事柄、日本に憧れる人との会話を通じ、世界で日本がどう思われているかを報告している。訪問先に関連性があるわけでなく、自分が若いときに訪問した国を紹介しているため一貫性に欠く。2011年3月に起きた東日本大震災の際に、ヨーロッパ諸国の中で最も素早く日本への支援を開始したのがセルビア共和国だったことは知られていない。わずか1か月で2億円をこえる寄付金が集まった。「ユーゴ紛争の際の日本による支援への恩返し」をするという気持ちからの厚意だった。2019/02/15

さぶろうの領土

3
好き嫌いの分かれそうなタイトルだが、自称ノンポリの私は、一応フラットな目線でこの本を読んだつもりだ。で、この本の主役は「世界が憧れるニッポン」ではなく「路地裏とソコに暮らす人々」の方だと思う。取り上げられている国々は日本からあまり目を向けられない国が多い。そういった国と日本との関わりや、住民たちの日本への関心などがまとめられている。国によって内容の密度が違うが、やはり著者が20代の頃に現地に移住して交流した、ルーマニアのマンホール生活者の記述が圧倒的に充実している。2022/06/18

tecchan

0
 ノンフィクション作家の著者が、これまで取材で訪れた世界各国の観光地ではない路地裏から見た現地の様子、そして、その土地から見た我が国の光と影を伝える。2021/12/17

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