内容説明
人間、産むことはやめても、死ぬことはやめられぬ。死顔がもっている威厳と迫力に魅せられて、葬儀産業に着手――万国博に対抗して葬博の実現に賭けるガンめん、葬儀のレジャー産業化に狂奔する葬儀演出家・ジャッカンたちの、奇行愚行の笑いと哀しみ。表題作「とむらい師たち」ほか、異色快作4篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
3
表題作、面白かった。2012/04/02
急性人間病
2
一方では墓穴、一方では女性器として(「あゝ水銀大軟膏」ではぼっとん便所としても)提示される、かたるべからざる“穴”、それにかけられるヴェール(忌むべき穴の提示を公共性に阿って正当化する論理)。そのヴェールの中を覗く趣味は下世話には違いないが、それが“上っ面の欺瞞を暴く”ようなニュアンスに貶められず、これがわたしが息を吸ってきた世界の原風景なのだ、という語る者の高揚として押し寄せてくる。「とむらい師たち」に特に顕著な、正統的な三人称描写と一人称のナラティブが混淆している地の文がそこと滅茶苦茶合ってて凄い。2024/11/20
しも3
2
とむらい師たちはなかなか面白い 映画化もされている その他 ああ 水銀軟膏も 仲間と一緒に毛虱になって 一緒に どの女郎によってうつったのか突き止め その女郎屋に 軟膏をつけるのを勧めにいく やりとりが滑稽で 印象に残った。2024/05/02
渡邊利道
1
はじめ、若い自分には表題作の中盤から結末までの展開にはちょっと虚をつかれる思いがしたものだったが、いま読むとむしろ当時のやけっぱちで楽天的な雰囲気がよくわかるものだったのだなという気もする。SF的ブラックユーモアのケッサク。ほかに「ベトナム姐ちゃん」の哀切さが素晴らしい。2016/07/10
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