光文社文庫<br> 黒いシャッフル

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光文社文庫
黒いシャッフル

  • 著者名:松村比呂美
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 光文社(2019/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334777692

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内容説明

中学時代の恩師が亡くなって開かれたお別れ会。かつてのいじめられっ子が、経済的にも恵まれ、まばゆいばかりに美しくなっていた。なのに私たちときたら――。ヒモ状態の浮気夫、引きこもりの暴力兄、ストーカーと化した元夫。同級生3人で愚痴を言い合ううち、飛び出してきた計画。「交換殺人でもする?」冗談めかした発言が、やがてリアルさを帯びてゆく!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えりこんぐ

79
夫、元夫、兄に苦しめられている3人の女たちが交換殺人を企てる。上手くいきそうかに見えたが、綻びが出始める..。因果応報という言葉が浮かぶな。。読みやすいイヤミス。もっとたくさん書いて欲しい作家さん。2019/05/16

sayuri

62
欠かさず読んでいる松村 比呂美さんの文庫書き下ろし作品。今回も王道のイヤミスでした。ヒモ状態の浮気夫を持つ女王様気質の麻里、ストーカーと化した元夫に苦しむ葵、引きこもりの暴力兄を持つすみれ。この三人が中学時代の元恩師のお別れ会へ参加し以前苛めていた朋世と再会した事で運命の歯車が動き出す。タイトルのシャッフルは交換殺人を意味する。それが成功するのか否かが気になり一気読み。後悔先に立たず!因果応報!自分自身の人生に対しての葛藤と他人を羨む嫉妬心、そして良心に揺れる心の動きが絶妙だった。三人のその後が気になる。2019/01/24

さっこ

46
イヤミスという括りでも読後感はそんなに悪くないです。中学校の頃からの友達の3人はそれぞれダメな男に苦しめられている。交換殺人は無事に達成できるのかという流れですが、中学の時のカーストやイジメなど人物が上手く書き分けられていて面白かったです。羨望や嫉妬、なぜ自分だけが?といった被害者意識など現状にもがく様がリアルだったりしました。エピローグはふわっとしていたけどスピード感もあって一気に読めました。2019/06/09

のりすけ

33
読みやすかった。どうしようもない男に縛られている3人の女性がふと思いついた交換殺人…。ドロドロ具合も少なくあっさりした出来上がりになっている。麻里に批判の目が向くのは当たり前として、すみれや葵もなんとなく好きになれないタイプ。気持ちはわかるし同情の余地はいっぱいあるのだけれど。2020/03/09

なっち

31
ドラマ【あなたの番です】を見ているので、交換殺人というワードについ敏感になりますが、同級生3人の交換殺人計画は果たしてうまくいくのか?!松村さん、やはり面白い。2019/05/29

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