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内容説明
「私が長官狙撃の実行者であることは絶対の真実であると断言します」──。平成最大の未解決事件ともいわれる警察庁長官狙撃事件。彼こそが“真犯人”であると確証を得るまでのドキュメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
70
NHKスペシャルを見て、気になっていた事件だったので読んでみたが、民放での放送のほうが早かったようだ。いろいろと腹立たしい面が多い事件である。Nスぺでも取り扱っていなかった驚愕の真実(信憑性は高いと思われる)もあり、ドキュメンタリーを見せられているような緊迫感があった。悪とされるものにさらなる罪をなすりつける姿勢がどうしても許せない。面子だけで成り立っている組織は多いのだろう。2019/03/21
AICHAN
42
図書館本。國松元警察庁長官狙撃事件の犯人はオウムだということで決着している。いや、犯人は別にいると私は思っていた。狙撃の正確さ、使用拳銃・弾丸の特殊さなどから、どう考えてもプロの殺し屋の犯行だと思った。しかし警察(公安部)はオウム犯行説に固執し、プロの殺し屋説を感情的に排除した。この本は、私のように公安部の結論に疑問を持った記者が真実の実行犯を突き止めて、その男との書簡の往復を紹介し(そのとき男は銀行強盗の罪で刑務所内にいた)、それらの内容の裏付けを取っていく様子が綴られている。読み応えあり。2020/01/01
kawa
36
様々な報道で、警察庁長官狙撃事件の真犯人、実は…と囁かれているようだが、本書はその全貌を明らかにする衝撃の書。官庁や大組織の縦割りやメンツ重視の無責任姿勢は珍しくなくて嘆息ものなのだが、その思いと本書の価値とは当然別に考えるべきだ。1級のノンフィクションに仕上げた二人の記者魂に敬意ですね。2025/02/04
skunk_c
31
國松長官狙撃事件の真相に迫るドキュメンタリーで、迷宮入りしているだけに、警察組織は決してこの内容を認めないだろうが、否定できないとすれば事実と考えていいと思った。いわゆる見込み捜査的な初動がピントのずれた捜査となっていくのは日本の警察にありがちなこと。ただ腑に落ちないのは、真犯人の資金源が分からないこと。過去に長期服役した人間が、度々渡米したり大量の武器を調達する資金は一体どこから来たのか。不自然な動機も含めて考えると、オウムとは全く異なる別の組織からの依頼を受けた犯行の可能性もあるのではないか。2019/06/28
templecity
9
国松長官の狙撃犯が現場では犯人の確証をかなり得ていたのに、警察のメンツのためにオウムの犯罪として扱われ結局時効を迎え迷宮入りとなった。しかし数々の証拠で、今やパーキンソン病で寿命もまじかな中村が告白している。東大中卒で革命を起こそうとし、警察にも恨みを持っていた。戦前の軍部のようにノモンハン事件や中華事変のようにメンツのためにズルズルと深入りして後戻りができなくなった構図と似ていると指摘してる。 2019/04/12
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