メゾン文庫<br> おとこまえ天狗のあやかし学食ごはん

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メゾン文庫
おとこまえ天狗のあやかし学食ごはん

  • ISBN:9784758091466

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内容説明

中学卒業を目前に交通事故に巻き込まれ、10年間寝たきりとなっていた笹生渉。両親も住む家も無くし、失意のどん底にいた彼は、中学時代の恩師の計らいで全寮制単位制高校の心星学園に入学することに。年齢差から周囲になじめずにいた渉に救いの手を差し伸べたのは、学食を切り盛りする流星だった。学食の手伝いを始めるうちに、渉は流星が生徒たちから“天狗”と呼ばれていることを知り――? 25歳の男子高校生とあやかしが紡ぐ青春リベンジストーリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかだ

54
タイトルがね。「おとこまえ天狗のあやかし学食ごはん」て。おとこまえ/天狗/あやかし/学食ごはん…色んな要素ぶち込んで大渋滞やん。図書館でなんやねんと思って1回スルーしたけど、いやこれ一周回って逆に興味あるわってなって借りた。交通事故に遭い10年眠り続けて目が覚めたら25歳になってた主人公が全寮制の高校に入学、そこの学食作ってるのが男前の天狗(妖怪的な意味で)やね、っていう話。天狗の作る料理が本当に美味しそう。主人公が自分の人生を着実に歩もうとしているのがとても良い。イイ奴がいっぱい出てくる優しい世界。2019/10/26

メルル

17
目が覚めると病院のベッドの上。中学卒業目前に事故により十年間昏睡状態だった笹生は知らぬ間に大人になってしまった。十五歳の心のままどう生きるか分からずにいた彼は全寮制の単位制高校に寮内の食堂を手伝いながら入学することになった。本当だったら笹生の生い立ちは驚くべき生い立ちで、彼自身なかなか受け入れることが出来ないだろうに、彼があまりにもあっさり順応しているのが妙に可笑しくてのほほんとした雰囲気もなんだか魅力。あやかしと言う存在が私には浮いているように思えるが、これが無いと事件は起こらない。まあ仕方ないか(笑)2019/03/12

ううち

10
事故に遭い、起きたら10年経ってて環境も何もかも変わっているとは恐ろしい…そんな主人公が全寮制の高校に通うことになり、オトコマエな天狗の作るお料理を通して…というお話。 年や環境が異なる生徒たちが少しづつ仲良くなっていくのが嬉しい。現代的なSNSや報道関係の事をうまく使われているなと思いました。サクリと軽く読めます。2020/03/26

もちこ

9
表紙のウサギが気になって買いました! 角兎、はじめて聞いた妖怪です。主人公の境遇はわりと重い……のですが、語り口が軽妙なのでサラッと読めました。ポーチドエッグが食べたい。寮のメンバーともっとわいわいしている歩くんが見たかったです! 2019/04/13

なな

8
読んで元気が出るお話しを求めて、この作品を手に取りました。主人公の渉が頼りなさすぎて、男らしさに欠けていましたが、流星と出会い、交流していくにつれ、だんだん逞しくなっていく様は微笑ましく感じました。とにかく流星がカッコイイですね。角兎のましろと栗鼠のくるりの容姿が可愛すぎます。ましろの毒舌キャラは外見とのギャップがいいですね。私もたわけ!と叱られたいです。2019/03/05

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