内容説明
女優とは女のイヤな部分を凝縮した生き物。br>高峰秀子は「女優」ではなかった――。br>週刊誌記者として300人以上の「女優」に取材したことのある著者が体験した「女優」たちの痛いエピソードの数々。
高慢、特権意識、虚飾、自意識過剰の「女優」たちと対極にあるのが高峰秀子だった。
のちに高峰秀子の養女となった著者が描く「かあちゃん」高峰の凛とした生き方と凡俗女優たちとの対比を描く異色のエッセイ。
なぜ高峰秀子は女優が嫌いだったのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiyo
5
★3.0 映画女優としても随筆家としても、高峰秀子というひとりの女性が大好き。これまでに高峰秀子の著作は何冊か読んできたけれど、第三者の視点から綴られる書籍は本書が初めて。夫・松山善三の「美味しい」を二度聞きする高峰秀子の姿等、恐らく本人は書かないだろう事柄に触れられたことが嬉しかった。が、著者が出会った他の女優たちの言動と比較し、高峰秀子を持ち上げるような構成に少しモヤモヤ。そんなことをしなくても高峰秀子の人柄は伝わるし、他者を貶めて自分を良く見せる行為は、高峰秀子が一番嫌いそうな気がするのだけれど。2019/11/28
チョビ
5
なんだろう。誰かを貶めて高峰秀子を持ち上げるという書き方をする。 その「イヤな奴ら」に我慢して付き合って来たのはわかるが、大体の働いているやつはその人間関係で疲弊している訳でして。そのせいか、そういう持ち上げを嫌うのは高峰秀子本人ではないのか?とツッコミを入れたくなるのは著者曰くどーしようもない「女」だからか。 猜疑心旺盛な高峰なら、この本に書かれている彼女の美辞麗句にこそ「気をつけろ!」と言いそうだ。 ああ 、面倒な!2019/02/04
にやり2世
0
高峰秀子のすばらしさを他の人と比べるために自身の経験をつらつらと書いてるけど、読むのに少し疲れた。見聞きしたことは事実でも名前を出さないせいか悪口にも思えた。2019/03/26
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