内容説明
今回は、魔王と勇者と二人を取り巻く者達の「メシ」に注目するグルメ編!
未知の食材「コメ」を食べるのに四苦八苦する芦屋。ポテトをきっかけにパソコンを手に入れたことを思い出す漆原。愛するうどんを食べることを全力で拒否する鈴乃。忘れていた趣味を思い出し散財してしまう魔王。突然同居することになった「娘」の食欲不振に「母」として悩む恵美。エンテ・イスラからの来訪者達がそれぞれに日本の「メシ」に向き合う中で、千穂はエンテ・イスラの豪華な料理に舌鼓を打っていた!
「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された六話に書き下ろし短編を加えた特別編が登場! 読んだらお腹が減ること間違いなし!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
39
食事には喜怒哀楽がにじみ出る。ここまで、徹底して食べることにこだわってくれた物語を、他に読んだことがなかった。本線の話に書かれていなかった、こんなこともあったというエピソードを、初期のころの、あのなつかしさも感じながら、よかったなぁと思いながら読み終える。タイトルが秀逸なのだ! 「悪魔大元帥、米を炊く」「堕天使、芋を齧る」「聖職者、うどんを避ける」etc. ……タイトルは笑えるが、中身は実に小説している。次がいよいよラスト、大団円、のはずだが、一冊でどこまで決着をつけるのだろう。気になって早く読みたい。2022/09/22
よっち
34
魔王と勇者と二人を取り巻く者達の「メシ」に関する短編集。真奥と芦屋の初めての米炊き、漆原のポテトエピソード、鈴乃のうどんトラウマエピソード、思い出した趣味で豪遊してしまう真奥、アラス・ラムスの食欲不振に悩む恵美、エンテ・イスラの豪華料理に舌鼓を打つ千穂、真奥のマグロナルド就職エピソードなど、正直なかなか進まない本編よりもこういう異世界とのギャップとか、彼らのドタバタっぷりを楽しむ話の方がツボにハマるというか、面白かったりするんですよね(苦笑)読んでいると食べたくなるような印象的な話が多くて良かったです。 2019/03/17
まるぼろ
30
タイトル通りのはたらく魔王さま!での料理と食事に焦点を当てた主に日常的な短編集です。実際、登場人物ごとに思い入れの深いものを食べながら思いを馳せると言った感じの話ですが、それがとても面白かったです。鈴乃さんのカレーうどんの笑える話から恵美とアラス・ラムスの大変そうだなと思えるエピソードなどなど食事一つでも色々なタイプの話が詰まっていてとても良かったな、と。あと余談ですが、読んでいて「I・NA・BA」が凄く見たくなってしまいました…w 次巻はまた本編ですかね、こちらもまた楽しみです。2019/05/14
あなほりふくろう
23
ポテトサラダのきゅうりのしんなりは、確かにちょっとおいた方がいいかな。カレーうどんが着物にはねてへこんだとか、魔王とアシエスが映画に行って散財したとか割とどうでもいい話ばかりの短編集なんだけど、だからこそすっごく楽しめました。千穂と異世界料理、いつぞやのトカゲの話を覚えていてか「ああ、あれかオーストラリアじゃワニ食うしな」となりましたが、でもたしかに食事はその土地の風土や文化そのものだしそこに触れるのは非常に興味深いことだなあ、と。2019/03/31
中性色
23
無洗米って言われてるのに、研がないと不安になる勢。というわけで料理や食事にスポットをあてた短編集。時系列がちょっとぐちゃぐちゃなのはあれだけど。そして、この作品における肝の部分は、いわゆるギャップコメディなんだなと物語の時系列初期の流れを見てるとそう思う。しかし食事ってのは純粋な味だけでなくいろいろ補正とかもあるもんだな2019/02/12
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