講談社文庫<br> 文化麺類学ことはじめ

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講談社文庫
文化麺類学ことはじめ

  • 著者名:石毛直道【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 特価 ¥499(本体¥454)
  • 講談社(2019/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061858541

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内容説明

拉麺(ラーメン)が『東方見聞録』のマルコ・ポーロによってイタリアに伝えられ、マカロニになったのは本当!? 日本のそばやうどん、韓国の冷麺など、アジア全域に形や名称、素材をかえてひろがる麺文化。膨大な文献を渉猟、「鉄の胃袋」をもって精力的にくりひろげるフィールドワークの成果を問う、世界初の文化麺類学の書。初めて体系化された、麺類大好き人間に贈る、画期的な麺類学大全!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーイチ

31
再確認した事。食器と料理の関係。箸・漢字文化圏と麺食。東南アジアでのインドとチャイナ文化圏の境界。インドには麺が無い。イタリアのパスタは歴史が新しくチャイナからの直接の伝播は確認できない。移民に伴ってアメリカにもスパゲッティが渡る。中央アジアに「ピラフは西からラグマン(麺)は東から」って言い伝え。小麦栽培って、収穫後粉にして、色々混ぜてこねて、焼いたり茹だりした後、料理に使用する。ある程度社会が発達していないとパンもナンも饅頭も餃子も麺と食えなかったのだなぁ、と人の歴史を想う。 2017/08/14

tsune105

4
鉄の胃を持つフィールドワークが得意な学者の著者が、麺の進化や各国への広がりの過程が述べられた著書。 麺好きな私も、アジア編の途中で挫折しそうになる圧倒的なページ数と訪問した国々。 料理という日常生活の一部であるが故、起源を証明する歴史的文献や研究がすくない事実と格闘しながら、海外の現地で食べたい美味そうな麺食品から、日本人の味覚と衛生環境の感覚では絶対に食べたくない麺食品までも調査されており、味見をしている著者への尊敬の念が止まらない。2023/02/27

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