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内容説明
「選択と集中」は誤訳だった!?
M&A、事業再生コンサルティングの最前線から放たれる、
日本企業を強くする常識破りのサバイバル戦略=新・コングロマリット経営!
1990年代以降、日本の多くの企業は、「選択と集中」の掛け声のもと、「持たざる経営」を目し、資産を切り離した。
その流れは、現在のM&Aブームにつらなるが、手本となったGEは低迷を続ける。
超低金利の昨今では、外部にあった機能を内部化(プリンシパル化)する動きも活発に。
「持たざる経営」は魔法の杖ではなくなった。
そこで本書では、これからのM&Aは、事業ポートフォリオの見直しやシェア拡大という視点ではなく、
各企業が、事業・機能をどんなインセンティブで外部化・内部化しているのか、取引コストでとらえることを提案する。
業務や人材にまつわる課題を、インセンティブ、資本/取引コストの関係という経済学的視点から、わかりやすく解説する一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroo Shimoda
6
「選択と集中」の誤りを説く。主張を裏付けるリサーチや分析に欠ける印象だが、「本業重視/シナジーという大義名分が新規事業のアイデアを潰す」という話は肌感覚としては分かるところがある。2019/09/21
ctr-wan529
3
経営における「選択と集中」とゆう言葉が日本で謂わばスローガン的に広まり、アニマルスピリットを失ってしまった日本の経営スタイルに警鐘を鳴らし、プリンシパル化を進めていくべきと唱える。またそのプリンシパル化、内部化を進めるためのM&Aでは、取引コストをいかに下げるのかがポイントで、買収先の見極めよりも、自社の取り引きコストを内省することが重要だと。自分には難しいテーマだったけれど、面白いと思えた。あとがきでは言葉の重要性を説いていて、チャーミングな文章での締め方に、改めて言葉の持つ力や重要性について考えた。2024/08/11
人工知能
3
選択と集中というある意味セオリー化した経営手法に疑問を呈する。日本の地方都市(や海外から見た縮小する日本そのもの)はそこにいる人たちの財布のシェアをいかに握るかが肝であり、そうすると様々なサービスを提供するコングロマリット化こそが生き残る確率を高める手だというのが本書の主張。またそれに当たり、取引先との間に生じるコミュニケーション等の取引コスト削減を志向した新たな(もしくは広義の垂直統合に当たる)M&Aを提言。シェア拡大を途中で捨てローカライズすることに活路を見出すのであれば、この選択肢はあると思った。2020/01/29
takao
2
ふむ2025/01/24
☆ツイテル☆
2
フライヤー2021/12/03