内容説明
天体の観測に必要な、位置と時刻の測定および天体力学の基礎を学ぶ。第2版では、光時計に代表される最新装置を紹介した。
目次
第I部 天体の位置
第1章 天体位置の測定
1.1 測定の原理
1.2 時間の測定
1.3 距離の測定
1.4 角度の測定
1.5 さまざまな測定装置
第2章 天体位置の表現
2.1 時刻の表現
2.2 空間位置の表現
2.3 地球の向き
2.4 電磁波の伝播
2.5 相対論効果
第II部 天体の運動
第3章 天体運動の基礎
3.1 運動の法則
3.2 運動の保存量
3.3 万有引力
3.4 重力場の方程式
3.5 ニュートン力学から一般相対性理論へ
第4章 天体の軌道運動
4.1 2 体問題の解
4.2 軌道要素
4.3 ケプラー方程式
4.4 摂動2 体問題
4.5 3 体問題
第5章 天体の自転運動
5.1 剛体運動論の準備としての質点系の力学
5.2 固定点の周りの剛体の運動
5.3 外力の働かない剛体の運動
5.4 外力の下での剛体の運動
参考文献
定数表
数学公式集
記号集
略語集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PapaShinya
1
この本は、専門家養成を目指しているのかもしれないが、前半にいろんな測定原理や測定技術、用語の説明があり、それが素人には辛い。が、まえがきには第1章の測定原理等は、全部読んでから最後に読んでもいい(つまり読まなくてもいい?)とも書いてある。 ニュートン力学から特殊相対論まで大学初年度の学生向けに丁寧に説明し、一般相対論は結果だけ述べて、次の章ではケプラー問題を丁寧に説明・・・しているのに、結局相対論の効果をどうやって入れていくか、書いてないじゃん!ブルーバックスが一番レベルが高かったというオチになりそう。2022/07/02