竹書房怪談文庫<br> 実録都市伝説~世怪ノ奇録

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竹書房怪談文庫
実録都市伝説~世怪ノ奇録

  • ISBN:9784801917422

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内容説明

2017年に発見された小惑星「オウムアムア」はハーバード大学教授が「人工的に作った小型宇宙船の可能性が高い」と発表!(『宇宙の夢は』収録。)
呂亜、驚愕の実話シリーズ第2弾!

世界にはなんと珍奇な話が転がっているものか――都市伝説の蒐集をライフワークとする奇妙な男・鈴木呂亜による恐怖実話再び!その場所からは石ひと欠片も持ち出してはならない、その禁忌を破ると「持ち出し厳禁」、天から落ちてきたかたまり、それはゼリーのようなもので…「降って来るもの」、運命に翻弄されたかのような人々の最期「あまりにも皮肉な死」、人類最後の夢なのか、それとも悪夢か「宇宙の夢は」など32編を収録。大いに怖れ慄き噂せよ!


著者について

〇監修者
黒木あるじ(くろき・あるじ)
『怪談実話 震』で単著デビュー。「無惨百物語」シリーズ、『黒木魔奇録』『怪談売買録 拝み猫』『怪談実話傑作選 弔』『怪談実話 終』など。共著には「FKB饗宴」「怪談五色」「ふたり怪談」「瞬殺怪談」等シリーズなど。小田イ輔やムラシタショウイチなど新たな書き手の発掘にも精力的だ。

〇著者
鈴木呂亜(すずき・ろあ)
自称「奇妙な噂の愛好者」。某都市でサラリーマンとして働くかたわら、国内外の都市伝説や奇妙な事件を集め、自らもひそかに取材に勤しんでいる。
黒木あるじ氏の推薦により抜擢。ちなみに鈴木呂亜という名前は、日本で一番ありきたりな苗字の「鈴木」と、都市伝説を意味する「ロア」を組み合わせたペンネームで、本名や生年月日、年齢などのプロフィールは一切が非公表になっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

266
世界中の都市伝説の収集家・鈴木呂亜さんの2冊目の単著ですね。どれも不吉な恐ろしい話ばかりで、もう信じるっきゃないなと私は思いますね。『あまりにも皮肉な死』一応、それぞれ国名は略しますね。某国の市長は1メートル20センチの市で一番長いひげの持ち主で「幸運の女神」だと自ら言っていたが、皮肉にも女神ではなく死神だった様で市内で大火が発生した時に慌てて階段でひげを踏んで転倒し首の骨を折って死んでいる。某国の王女がボートに乗っていた時に船が転覆したが誰も助けなかった。厳格な規則の「王族に触れたら死刑」の為であった。2022/03/14

眠る山猫屋

50
大変興味深い。シリーズ3冊で終わるのが惜しいくらい。奇妙な符合から始まる数々の奇譚。バナナクモみたいなリアルな話(バナナの皮を剥いたらクサビヘビの30倍の猛毒の蜘蛛が)から、人がヒョイヒョイ消える公園(でも戻って来れる)みたいなホッとする話まで。心霊ネタは少ないが、奇妙で興味深いエピソードが無数。コーラに含まれる解明されていないレシピ“X7”や、新常識を覆すような事例(ピラニアに食べられた事件など)も多くて目から鱗。楽しい時間が過ごせるよw2021/02/04

澤水月

21
リプリーの「信じようと信じまいと」、「ファフロツキーズ(例:空から大量おたまじゃくし)」など都市伝説や嘘のような本当の話系を大量に、第二弾。情報量が多くサクサク、ただ飛ばしてる箇所も見受けられるので興味を持ったら自分でも調べるといいかと(某国で誕生日の日に「おめでとう」と声をかけるととんでもなく嫌がられる…と書かれてあったが、調べると正しくは「その日を迎える前に」だった。SNS発達で、当日にその某国選手が祝われまくるのを目にしているので不思議に思い気づけた…)。巨大な穴とか数の偶然とか好きならお勧め2019/02/06

てつJapan

14
【〇】世界の奇談集で、鈴木さんの2作目。ネットで見た話はほとんどなく、とてもおもしろかったです。2019/02/03

qoop

12
ネットの普及とともに都市伝説(と著者は呼びたくないそうだが)系の読み物から関心が薄れてしまった。噂を生成・喧伝しようとする作為が見え隠れして、ジャンル自体が持つ魅力的ないかがわしさが別種の胡散臭さに取って代わられた気がするので。軽薄さが鼻につくようになったといっても良い。それでも本書を読んでしまうのは竹書房ホラー文庫というレーベルへの信頼感が高いから(…いや、言うほどでもないかな…)。次巻も読む、多分。2019/01/30

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