内容説明
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アメリカ・GHQが日本人から隠し、奪いたかった「日本精神」とは何か? 戦前のベストセラー『日本二千六百年史』が復刻ヒットし、今、注目を集める大川周明だが、本書では横井小楠、石田梅岩、宮本武蔵、織田信長、上杉謙信、上杉鷹山など9人の歴史的偉人を取り上げ、さまざまな面から日本精神を分析。その影響力の大きさから、本書は戦後GHQから発禁処分を受けた。「戦後の終わり」が近づくいま、日本と日本人の本質を再確認するための必読書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
讃壽鐵朗
3
格調高くかつ難解なる本2019/10/04
Ohe Hiroyuki
2
著者が考える「日本精神」を有する者9名を順々に紹介するものである。横井小楠から始まり、源頼朝で終わる内容になっている。▼「はしがき」に著者の研究の旅路が書かれているがなかなか興味深い。随分多感な日々を送っていたようである。▼昭和2年の刊行であるから、著者が40歳を過ぎたあたりの内容である。年齢を考えるとなるほどもっともな文体である。青年から壮年に至る男ほとばしる情熱が感じられる一冊である。▼ただし、本書は、知識を得る本とはいいがたいであろう。原典や周辺知識は別途入手されたい。2019/09/06
まきお
0
日本精神といえば李登輝元台湾総統の本を思い出すが、これは大東亜戦争前に書かれた日本の精神に影響を与えた人々を紹介している。 本書の中にはところどころ政治家に対する痛烈な批判が含まれている。 だからGHQが恐れ、禁書にしたのだろう。2019/04/06