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内容説明
小谷正一氏、堀貞一郎氏という2人のプロデューサーを軸に、日本のエンターテインメントビジネスの草創期から、東京ディズニーランド誕生までを追うノンフィクション。2人が魅せられた、ウォルト・ディズニーという巨人にもスポットを当てながら、究極のテーマパーク招致に奔走し、成し遂げるまでを描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずぽん
22
ディズニーランド招致に尽力した人達の話。時代背景もあったのだろうけれど、苦しくも楽しくワクワクと仕事をしている姿が目に見える様でした。ひらめきと情熱、そして努力 で築いてきたエンタメの世界、とても面白い1冊でした。一般公開の前にスポンサー(コカ・コーラ)による招待で来園し、1日があっという間に終り、興奮がいつまでも続いていたのを思い出しました。凄いお祭りだったなぁ・・・2023/07/06
エディン
10
アメトークの読書芸人で紹介されていた本。ディズニーランドの誘致で、三菱が富士山の裾野を、三井が浦安の埋め立て地を推してプレゼンを行った。三井側のプレゼンをしたのが電通の掘貞一郎この本の中心人物である。テレビの始まりから書かれているので、子どもの頃見ていたテレビのコマーシャルや番組、万博がとても懐かしい。今のように組織が大きくない時代には、1人のエネルギーがいかに社会を動かしていったかが分かる。2023/09/02
ショーリ
6
ホイチョイ関連で以前から気になっていたのだけど、Twitterで田中泰延さんがオススメしているのを見て、 「いま読まなきゃ!」とすぐ購入した一冊。日本にディズニーランドを招致した2人の日本人と、ウォルト・ディズニーについての熱いエンターテイメントの物語。「そんなドラマみたいなことが本当にあったの?」と思うほどのやりとりに、そしてとてつもない功績を残しているのに、生涯裏方を貫いた2人に尊敬の念しかない。たくさんの人たちの努力と熱意のおかげで、僕たちは最高のエンターテイメントを体験することができているのだ。2018/03/06
mkt
5
ランドは世界2位の年間入場者数。シーは世界4位。ディズニーで10位中8個を占めている/ディズニーランド成功の要因①徹底した顧客目線(例:水飲み場に180度反対にノズルをつけている。乾き切ったのどを潤す表情を親子で見れるなんて最高のエンタメだから)②器となるテーマを既知の「ご存じモノ」にしてそこに自分なりのクリエイティブを盛り込み演出している(例シンデレラ、ピノキオなど)/創作とは記憶である:黒澤明/エンタメの基本は模倣/クリエイター、プロデューサーは黒子に徹する/ 20211201読了 237P 15分2021/12/01
maca339
4
史上最大のプレゼン→1974年12月1日。 オリエンタルランドは様々な可能性を検討し、最終的にディズニーランドを誘致するのが一番ということになった。(p14 ディズニー一行は帝国ホテルに泊まる。 プレゼンしたのは、電通の堀貞一郎。のち、ホーンテッドマンションの主人役の声を務める美声の持ち主。2024/03/24