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内容説明
甲子園も夢じゃない!? 平成17年夏、東大合格者数日本一で有名な開成高校の野球部が、東東京予選ベスト16に勝ち進んだ。グラウンドでの練習は週1日、エラーでも空振りでもかまわない、勝負にこだわりドサクサに紛れて勝つ……。監督の独創的なセオリーと、下手を自覚しながら生真面目に野球に取り組む選手たちの日々。思わず爆笑、読んで納得の傑作ノンフィクション!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こーた
208
学習する機械を連想する。仮説を立て、実験をして、検証してフィードバックする。でも結論にたどり着く頃には、亀は先まで動いている。これじゃあ、いつまで経っても追いつけない。何も考えずに走り抜けてみれば、亀を追い越すことなんて簡単なのに。機械がその枠の外側を計算で乗り越えることはできない。バットを思い切り振って、枠を壊すのが先だ。まず、やってみる。所作を考えようとしない。空っぽにしないことには、中に何も入らないのだから。日日是好日を思い出そう。弱くても勝てる。何やら哲学的じゃないか。そうだ、野球って哲学なんだ。2019/08/06
ehirano1
204
『弱者の兵法』がとても分かり易く実践されていました。成功までは程遠いのですが、チャレンジし続ける開成高校硬式野球部の姿には何かこう感じるモノがあります。見てみたいなぁ、彼らの試合。2019/08/17
トンちゃん
150
【速】爆笑野球道!!なんていったら開成の子達に怒られちゃうかな?笑弱小野球部だからこその、セオリーを無視したコペルニクス的発想の転換が、東京都予選でベスト16進出を果たしました。もし彼らがセオリー通り、守備をかためて打球練習をして送りバントの練習をしていたら勝ち上がれなかったでしょう。本書にも書かれている通り、ギャンブルに勝った結果がベスト16でした。これは野球に限った話ではないのかもしれません。中小企業は大企業のような動き方をするより、自分たちの特性を見極めて反セオリーな動きが良いのかも。爆笑必至です!2020/03/28
やっさん
141
★★☆ ドラマ化されてるからてっきり小説なのかと思いきや、野球部への密着取材記なのか!つくづく野球は監督と選手の精神的相性が重要だと思い知る。青木監督は開成だからこそ名将になれたんだと感じた。2020/03/02
ユー
126
「他校と同じ事はやらない」、「僕は」はダメ、「俺が」やる。 奇想天外な事を当たり前に説明して、納得して取り組む。次はどんな予想だにしない事が起こるのか、結果は伴わないかも知れないけどワクワクドキドキしながら読み進めました。1冊の中で、生徒達の成長過程が見られるのも面白いですね。2014/06/17
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