日本経済新聞出版<br> ソニー&松下 失われたDNA

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日本経済新聞出版
ソニー&松下 失われたDNA

  • 著者名:安西巧【著】
  • 価格 ¥979(本体¥890)
  • 日経BP(2019/01発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532263942

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内容説明

第一線での企業取材を続けてきたジャーナリストが、平成が終わり新しい時代を迎えるタイミングで、この30年間を中心に、ソニーとパナソニックという経営のカリスマが起こした日本を代表する2社を中心に取り上げ、経営トップ、関係者、周辺まで綿密な取材をもとにそれぞれの企業で起こったストーリーを追跡。企業盛衰の分岐点を探っていきます。
絶頂からどん底へ、そして復調?
平成の30年間に経営者たちは何を破壊し、何を創造したのか?

平成の時代(1989~2019年)は、日本企業にとって「試練の30年」と言っても過言ではない。
昭和末期にはバブル経済に酔い「世界一」の夢を垣間見たものの、その後のバブル崩壊と経営者の人材難による「失われた20年」を経て、少なからぬ日本企業が衰退の道をたどった。
経営のカリスマを失った後の迷走。一時的に脚光を浴びるスター経営者の登場も、道半ばで挫折した「改革」。
滞る新製品開発、次世代商品の種蒔きも満足にできず、収益悪化に伴うリストラの断行で進む人材流出と企業イメージの喪失。
外国人トップに活路を見出そうとするも、文化の違いに翻弄され、失いかけたアイデンティティ。

「ジャパンアズナンバーワン」から始まった平成の30年間。世界を席巻していたはずの日本企業は、どこで道を間違えたのか? 新しい時代への活路は見えるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっちゃん

24
ソニー、松下との創業者は傑出した創造力を持つ人達だったが、平成の経営者は組織編制、リストラなど”破壊”は行ったが、何を”創造”したのかと改めて感じた。2019/01/21

スプリント

10
ソニーと松下の転落の軌跡です。 革新的な製品を生み出せなくなったソニーと海外の競合他社へ効果的な施策をうてなかった松下。事業継承に失敗した2社の事例を教訓にできるのでしょうか。2020/03/01

takam

6
ソニーと松下の栄光と衰退の歴史、特になぜ衰退したのかという点について論じている。事業というより経営陣の評価を会社の歴史と関連付けている本に思えた。内容の深堀は少し甘い気がした。ソニーの衰退については「サイロエフェクト」の方がよく考察されている。創業者社長たちがいなくなったあとに権威を失った会社はなぜ求心力を失い、社内政治が横行する。両社ともにそのような雰囲気だった。90年代からソ連崩壊と新自由主義の台頭、そして経営者の逝去により、権威を失った両社はアノミーになったのではなかろうか。2019/02/07

ken_yu

2
ソニーと松下の凋落について書かれている。 特にソニーは井深、盛田が創業し、岩間、大賀とバトンをつないで次々と新しい製品を生み出してきたが出井から雲行きが怪しくなった。 経営者として既存事業を守るだけでなく新しい事業の種を撒くことのできる人が必要。 ソニー、松下の歴史を知らなかったので楽しく読めた。2020/06/25

kazuchan1209

2
盛田家長男の英夫が第3セクターやらレースチームやらに投資して大赤字になり、盛田家の資産管理会社であるレイケイが雲散霧消したというところが面白かった。2020/02/22

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