扶桑社BOOKS文庫<br> 一緒にお墓に入ろう

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

扶桑社BOOKS文庫
一緒にお墓に入ろう

  • 著者名:江上剛
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 扶桑社(2019/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594080792

ファイル: /

内容説明

実家の母が死んだ……妻は「一緒の墓に入りたくない」と言う。田舎の墓じまい、愛人とのけじめ、関連会社への左遷……エリート銀行マンに人生の終盤でまさかのどんでん返し!

妻ともマンネリ、愛人ともマンネリ、仕事もマンネリ……。「ああ、嫌だなぁ」
大手銀行の常務取締役執行役員にまでのぼりつめた大谷俊哉。
東京で勝ち馬に乗った人生を歩んできたものの、仕事への“情熱”などとうに失われている。
そんな中、兵庫県丹波にある実家の母が死んだ。地元で暮らす妹は嫁いだ身を理由に、墓を守るのは長男の役目だと言って譲らない。そして妻は、「あんな田舎の墓には入りたくない」と言い出す。
ああ、俺にはお前しかいない……「一緒に墓に入ってくれ」。愛人・麗子に勢いで言ってしまった。
そして、順風満帆だった人生が少しずつ狂い始める。エリート銀行マンが、人生の終盤で迎える、まさかの結末とは!?

霊園詐欺、都心の納骨ビル、離檀料交渉、埋蔵証明書、閉眼・開眼供養、死後離婚……
田舎から離れて暮らす中高年を悩ませる「墓」をめぐる数々の問題と「墓じまい」をテーマに、最後の「居場所」を問う、大人の人生ドラマ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

118
主人公「俊哉」は大手銀行執行役員を務めており、愛人「麗子」との関係も若干マンネリ気味に。そんな中、実家の母が亡くなり、供養だ納骨だで色々と騒がしい状況に。妻「小百合」は墓に一緒に入らないと言い出し、事態はますます悪化していきます。読んでる自分が還暦近いわけではないせいか、イマイチ自分の環境、立場が想像できず、ちょっと軽く読んでしまいました。しかし、主人公と同じような年代、年頃になると本作に書かれているようなコトがグッとリアルに感じられるんでしょうね。最終的には誰にも感情移入できぬまま、読了となりました。2021/05/26

モルク

91
63歳、メガバンクの常務である主人公には13年来の愛人がいる。田舎に一人暮らしていた母が急死したことにより、東京で暮らす彼も長男であることから墓問題が起こる。妻は田舎の墓には入りたくないという。だが、主人公の軽口から愛人は一緒の墓に入りたいという。さてそれからすったもんだが始まる。終活そして我が家も抱えている墓じまいの問題。出来ることなら目を閉じて見ない振りしたいけど、子供に迷惑かけられないし、私の代で何とかしなければと思いつつ読んだので、その部分は参考になった。2019/02/05

ゆみねこ

84
大手銀行の常務執行役員に上り詰めた男・大谷俊哉。実家の母の死をきっかけにお墓問題勃発。妻の言い分、愛人との関係。ドタバタ喜劇ですが、今の時代の墓地問題は良く分かります。2018/10/13

nana

74
終始主人公にイライラしながら流し読み。あんまり好きな話ではなかった。お墓に関する現状がわかってよかった。2018/12/04

じょんじょん

54
前期高齢者直前年代に起きる様々な問題、課題が満載な作品です。親の介護、臨終、葬式、墓、兄弟親戚との関係、相続、墓、墓じまい、それに主人公の浮気愛人問題と銀行役員人事問題に仕事の墓地開発に関係した詐欺事件がからまって、てんこ盛りです。自分も母親の自宅介護5年、施設介護5年、そして看取り、葬式、納骨と経験したので、理解できる部分も多かったですが、昭和的な愛人問題、大企業役員問題はさっぱり理解できなったです。エンディングもあれよあれよという感じでした。(自分は幸いにも財産分与とか親戚問題はなくてよかったです。)2021/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13124631
  • ご注意事項

最近チェックした商品