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内容説明
「クラシック音楽」で読む日本の近現代100年。山田耕筰、伊福部昭、黛敏郎、三善晃――。怒濤の近現代を生きた音楽家の作品を辿りながら、この国の歩みに迫り、暴き、吠える。鬼才の本気に刮目せよ! ある時は西洋列強に文明国と認められるため。ある時は戦時中の国民を奮闘させるため。きわめて政治的で社会的で実用的な面がある「音楽」。政治思想史家にして音楽評論家である著者が、14の名曲から近現代史を解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
13
日本にいながら西洋芸術の最高峰たるクラシック音楽と出会い志してしまったがために、誰からも受け入れられない「鬼子」となった14人の作曲家たち。近現代日本思想とモダニズム音楽をダイナミックに結びつけて大胆に語り通す片山杜秀の真骨頂。凄いぞ。 2019/05/15
らすた
2
読んだというにはおこがましい拾い読みです。 日本での西洋音楽作曲の世界など今まで全く興味なかったのですが、前口上を読むと、なるほどこういうことに関心を持ちこだわる人がいるのかと目を開かされる思いでした。各章の前半で当時の世相や誰でも知っている音楽に言及している部分は非常に面白く読めました。しかし、歴史的なつながりや音楽の専門的な部分になるとやはり付いていけません。いや、何より本の厚さに気後れしてしまったというのが正直なところでしょう。じっくり読んだらきっと、違う世界を見る面白さがあるでしょう。2020/01/18
おだまん
2
あの語り口で耳から入ってくる。題材も興味深く、聴いたことがない作品も是非聴いてみたい。2019/04/06
遠藤 悪
1
拾い読みだったが、面白い。昔の人はほんと波瀾万丈。2019/04/10
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