内容説明
シリーズ第七弾は、ボルネオ島の固有種で、オスにだけ天狗のような長く大きな鼻をもつユーモラスなサルにスポットをあて、川沿いの樹上で生活し、川を泳いで渡るという特異な行動に秘められたテングザルのしたたかな適応戦略のカラクリを紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
動物運のある著者による熱帯でのフィールドワーク2017/10/13
かわのふゆき
0
コラムが豊富でどれも率直に書かれているので、手にとった時の最初の印象に比べてとても親しみやすい内容だった。鉢に刺された顔、ぼったくられた話、研究費は全然ないという話。それでもフィールドは楽しいよ、という筆者の言いたいことが良く伝わってきました。去年、「マチンガ」を読んだ時にも同じようなことを感じたな。(追記:朝日の4/1書評でも紹介されてました)2012/03/26
pepe
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ボルネオ島の奥地に生息するテングザルの生態調査を実施する著者の記録。川辺の生息地をもつ得意なサル。生態も不思議だが、進化的な背景を知りたい。2020/04/15
YM
0
テングザル—河と生きるサル (フィールドの生物学)2014/03/03