内容説明
長きに渡る戦争が終わり、軍から放逐されてしまった魔物使いのライズ=テイマー。
最強のモンスター集団を引き連れたライズは、ひょんなことからモンスターによる何でも屋「モンスターズギルド」をオープンさせる。
恐れの対象として遠巻きに見ていた村人たちだが、個性豊かなモンスターたちの活躍によって、徐々に町の一員として受け入れていくようになる。
順風満帆に進むと思われたモンスターズギルドだが、隣国からの刺客が現れて、事態はあらぬ方向へと進んでいく。
最強モンスター集団のゆる~い仕事ぶりに注目!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラノベの王女様
7
戦争の終結で軍から放逐された魔物使いの青年が、生活費を捻出するために獣魔と協力して何でも屋を経営する物語。―――働く魔物の種類なら、間違いなく当店が一番です。ラミアやハーピーといった美少女モンスターは勿論、スライムやドラゴンといった有名所、果てはケットシーやドライアドといったややマイナーなものまで、人型非人型問わず数多く出てくる本作。様々な種類の魔物が各々の特性を活かして人間社会に溶け込んでいく様子は、生活感溢れてて読み応えがあったわ。作者と魔物達が語り合う昔懐かしな後書きも楽しかった。次巻も楽しみだわ。2018/05/28
じゅう
1
西洋ファンタジー風RPGにおいては、ほぼ戦闘要員である魔物使いと魔物は平和な時はどうしているのか?という発想から生まれたと思われるファンタジーコメディ。最初は町の人々から恐れられているが、徐々に仕事をこなすうちに馴染んでいく流れで、話に緩急もついているので読み易い。 わりといろいろな応用が利きそうな物語設定なので人気があれば続きがでるだろう。 少し難を言わせてもらうと「かわいい娘にデレデレ」というネタの割合がやや多いところか。あと挿絵の女の子の描きわけがあまりうまくない。2018/07/22