内容説明
「車引」の場で梅王丸・松王丸・桜丸の3兄弟は、赤の襦袢を着る恒例になっているが、五代目団十郎はあるとき白襦袢を着用してアッといわせた。団十郎に新趣向を思いつかせるには、陰にどんな事情があったか(「座頭の襦袢」)はじめ、歌舞伎研究で高名な著者が、江戸歌舞伎に題材を得てミステリ趣向をこらした14編からなる異色連作小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃこ
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[Amazonの画像は間違い]フィクションですが、本当にそうだとしたら面白いなぁと思わせる作品でした。歌舞伎の演目や内容を知らずに読みましたが、知っていたらもっと楽しめるのだろうなぁ。 [解説より→歌舞伎独特の"にせ史実"の趣向の面白さをみごとに踏まえている。氏自身「演劇史の正統を書く機会もないはずはない戸板がフィクションで遊んで、事によると後世を誤るおそれのある仕事をしたわけですが、じつに楽しい連作でした」]2013/09/30
sawa
0
☆☆☆☆2010/05/07
慶多楼
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芝居のことは落語経由でしか知らないのだけど、それこそ仲蔵の定九郎も出てきて、楽しい。章末の「歌舞伎百科」は史実ってことなんだろうけど、民明書房っぽくなっちゃうよね。2020/09/18
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