内容説明
建国と同時にチベット・ウイグルを占領
そして数千万もの人民を虐殺……
毛沢東――その虚像を打ち砕く。
死してなお拡大する毛沢東の恐るべき影響力。
言論統制、人権弾圧、そして覇権拡大……
習近平を世界支配へと突き動かす、
“暗黒思想”の正体が明らかに。
現代中国の「建国の正義」を再判定/「アジアは中国のもの」という思想/全世界同時革命の目標と工作/大躍進政策、文化大革命の動機/毛沢東思想が引き起こした大虐殺/いま、国家主席にあるとしたらどんな政策をとるか/死後、どんな世界にいるのか
共産主義がなぜ間違っているか。
それは嫉妬心が集まれば「正義」となり、その「正義」が暴力的手段で支配階級を打ち倒し、結果「全体主義の悪魔」が生まれ、最後には一人一人の国民の生命(いのち)と言論が圧殺される逃げ場のない地獄が、果てしなく広がるからである。
(大川隆法「まえがき」より)
■■ 毛沢東の人物紹介 ■■
1893~1976。中国の政治家。中国共産党の創立に参加し、日中戦争では抗日戦を指揮した。戦後は、蒋介石の国民党軍を破り、共産党一党独裁の中華人民共和国を建国し、初代国家主席となる。大躍進政策や文化大革命などを推進したが、4、5千万人もの国民が犠牲になったと言われている。