内容説明
よい文章とはなんでしょうか。まとまった事柄を言い表そうとする場合、ふつういくつかの文をつなげて論旨を展開していきます。そのときに重要なのが接読語。文と文との関係が文章の流れの中で、自然で効果的かどうか、相手に論旨が明確に伝わっているかどうかなど接読語の選び方で決まることが多い。正しい接読語の使い方や選び方がわかれば、相手に自分が伝えたいことをわかりやすく説得力をもって伝えられます。本書は接読語の知識を数多くの例文を挙げてきちんと丁寧に説明しています。接読語の役割や使い方を論理的に知りたい人にはピッタリです。読後、文章が変わります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
6
裏表紙にも「文章表現を見直すときの小辞典」とある通り、外題が想像させるハウツー本ではない。文章の論理性を結構する要となる接続語とその文例を数百取り上げて分類ならびに分析した、まさに接続語の辞書である。各章の冒頭には三択の例題が添えられるが、その正解を当てるのは母語話者には容易い。しかし、何故それが適切か、残す二つが何故適当でないかを述べようとすれば、たちまち接続語たるものを論理を以て手懐ける困難を知ることになる。図書館で偶々目について借りてはみたが、購入して手元に置き日々まめに引くのが正しい使い方だろう。2017/06/13
葉
3
接続詞をつけるのが難しいと今日思ったのでこの本を手に取った。仮定や帰結、例示、制限などの使い方の例が序盤で書かれている。そこから、つながっていることとつなげることを意識して、論理的に考えることが重要だと思った。最後に接続語一覧が載っており、種類,用法・下位分類・主な接続語が書かれている。2017/01/06
akios
0
わかりやすく分類されていると思う。早見表と索引つきで親切。2022/03/07