内容説明
私たちの身のまわりにあるさまざまな水辺。河川や湖はもちろん、人が管理する水田にも、あまたの種類の生物が暮らしています。これらの生きものたちは、生息する水辺の環境に適応して、たくましく生きているのです。本書では、水辺に生きる動物や植物を観察するために役立つ知識を紹介。ただ何となく見てきた水辺の環境にも、いろいろな特徴があり、それらに対応するように生きている生物たちの複雑なドラマがあると、思わずにはいられないでしょう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
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5
図書館本、2016年出版。水生植物や河辺の生物の観察の参考になればと思い、軽く流し読みして返すつもりで借りてみたところ、これが見事な湿地生態学の入門書で読み切るに至った。環境保全への関心が高まっているので、水田稲作に関する保全の実態を知れて面白かったし、地理で学べる河川とその流域地にできる地理特性の細やかな名称やそこを住処とする生物についての生態の解説が手厚く、勉強になった。ただ本著で惜しく思うのは索引がないこと。専門用語も多数紹介されている分、初学者が引きやすい様に索引を設ければより丁寧だと思った。2024/05/15
家の中のぱっぽ
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観察する目が変わるというように、本書は湿地生態学の一般向けの書籍です。堅苦しくならないような平易な文章で専門的な内容に踏み込めるので、水辺環境の生物学、生態学を学ぶための入門書としてはお勧めです。 さらに踏み込みたい場合は、より高度な専門書や本書引用、参考文献を読んで知識を得るのが良いかと思います。観察する目が変わるというように、本書を読んだ後に水環境の生き物を改めて観察することで新たな発見があると思います。2021/11/15
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