講談社タイガ<br> 虚構推理

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講談社タイガ
虚構推理

  • ISBN:9784065145302

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内容説明

<2020年1月アニメ放送開始!>
<本格ミステリ大賞受賞作シリーズ!>
<シリーズ累計300万部突破!>

【放送情報】
テレビ朝日 1月11日より毎週土曜25:30~
MBS    1月11日より毎週土曜26:38~
BS日テレ  1月14日より毎週火曜24:00~
dアニメストア、GYAO!ほかにて配信!

【CAST】
岩永琴子:鬼頭明里 桜川九郎:宮野真守
弓原紗季:福圓美里 七瀬かりん:上坂すみれ
寺田刑事:浜田賢二 桜川六花:佐古真弓

【STAFF】
原作:城平 京(講談社タイガ刊) 漫画:片瀬茶柴(講談社『少年マガジンR』連載)
監督:後藤圭二 シリーズ構成:高木 登
キャラクターデザイン・総作画監督:本多孝敏
アニメーション制作:ブレインズ・ベース 制作:NAS

【MUSIC】
オープニング:「モノノケ・イン・ザ・フィクション」嘘とカメレオン
エンディング:「LAST DANCE」宮野真守

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。
人の身ながら、妖怪からもめ事の仲裁や解決を頼まれる『知恵の神』となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べたことにより、異能の力を手に入れた大学院生の九郎が、この怪異に立ち向かう。その方法とは、合理的な虚構の推理で都市伝説を滅する荒技で!?
驚きたければこれを読め――本格ミステリ大賞受賞の傑作推理!

終始ゾクゾクしっぱなし……息もつかせぬ物語とはまさにこのことだと思います。意外な展開、予想外な事実、桁外れな人物、奇妙な現実、異様な虚構、奇想天外な“戦い”――。絶妙に狙い澄まして放たれる数々の“驚き”の奔流に溺れそうになりましたが、エラ呼吸を会得することでどうにか事なきを得ました。
のちの半魚人である(←新しい都市伝説)。
――『僕は友達が少ない』の平坂読氏推薦!!

「本格」の今後が有する可能性を大きく押しひろげた一作(作家・氷川透)
ただただ作者の才能に嫉妬するばかり(作家・黒田研二)
おおおお前を倒すのはこの俺だ!(作家・汀こるもの)
内奥に錨を下ろした論理、奇矯でありながらつらぬかれたロジック。破格のミステリ(作家・辻真先)
辻褄の合った論理こそ、時には真実から最も遠ざかるものではないか――(書評家・千街晶之)
驚きを通り越して爽やかな敗北感さえ抱かされた(作家・太田忠司)
「真相」の意味について刺激的な考察を展開(作家・大山誠一郎)
「本格ミステリのロジック」の持つ魅力と危うさを純粋培養したような小説(作家・光原百合)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

89
【虚構推理シリーズ】第1弾。人のままで怪異たちの知恵の神となった岩永琴子と、不死の体と死ぬ際に未来決定能力を持つ桜川九郎のコンビが、想像上の怪物と戦う物語。こう書くとミステリに思えないが、存在を信じられる限り現れる怪物を、如何にして消し去るのか。人は例え虚構であろうと、説得力のある言葉を信じるものなのだ。どの様な推理を構築し、多くの人が信じる現実を作り上げていくのか、ミステリの色々な要素を感じとれる。魅力的な虚構を組み立てる、こんな推理が楽しめるとは気がつかなかった。虚構の持つ力に、納得しているのも驚き。2022/08/21

こも 零細企業営業

54
ヒロインの岩永が片目で片脚だったとは、、しかもそれをしたのが人外達で、知恵の唐傘のお化けのようにするのが目的だった。人外達には悪気は、、無いのだろう。 そんな岩永が15歳の時に、婚約者にフラれたばかりの桜川九郎に告白する。それから数年経ち、九郎をフッた弓原紗季は警察官となり鋼人の噂を調べている寺田と話をする。ちなみに弓原は九郎のせいで肉がダメらしい。その原因は九郎の体質のせい、、そんな彼等の管轄の地域で鋼人と呼ばれる化物が現れた。ただその鋼人は近隣の妖怪達からも迷惑におもやれており。妖怪達からの依頼で、、2023/01/08

佐島楓

54
都内で昨日購入、本日読了。書店でも最後の一冊という人気。最近では一番に近い楽しみのシリーズになったかも。アニメの情報もチェックしてみよう。2019/01/22

なっぱaaua

51
城平京さん初読みです。虚構虚構のオンパレード。虚構を虚構で返し、無いことにする。そんなお話は今までの自分の読書体験では無かったのでとても興味深かった。インターネットがあるからこその展開で、2011年の作品であるものの、古さは全く感じない。キャラクター的には岩永琴子は好きですね。短編集も購入済なのでじっくり読んでみよう。アニメ化との事ですが、鋼人七瀬だけだとビジュアル的に動きをどうするのかは心配ではあります。短編集以外の続編はあるのでしょうか?2019/05/21

うまる

46
真実を求める探偵ものとは対極の推理劇がとても楽しいです。虚構と言えども論理的で、虚構に次ぐ虚構の多重解決が見事。事実を明らかにする事だけがミステリじゃないという、ミステリの更なる可能性を感じました。ネットの力の話と同時に、ネット民意に対する皮肉的な話になっているのも面白い所です。それにしても、男刑事が気持ち悪かった~。職場関係だから無下にできないのがわかっていて、外堀から埋めてくるとかほんとキショい。こいつがレギュラーだったらもう読むのやめようかと思ったけど、まぁ……良かった。2021/09/10

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