内容説明
米中貿易戦争、米朝首脳会談、イラン核合意見直し…。
「ドナルド・トランプの言動は、シナリオ通りです。」
政権の裏側を熟知する気鋭の論客が、トランプ劇場のこれからと日本へのインパクトを徹底解析!
トランプ大統領当選を世論調査・現地調査などを通じて的中させ、その後も情勢分析の正確さから、日系・外資系ファンド30社以上の支持を得るアナリストが2018年中間選挙、そして2020年米国大統領選までの未来を独自予測。日本への多大なる影響と、対応策について解析・提言します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラ
5
興味深い本でした。著者のアメリカに対する洞察は深いものだと感じました。日本のメディアだけだと共和党VS民主党でしか見れませんが、共和党には主流派と保守派がいて一枚岩とも言い難いことなど「なるほど」と思いながら読みました。2018/12/11
みじんこ
4
中間選挙前に。大統領選でのトランプ勝利の要因は隠れトランプではない、就任後のトランプは何を意図して人事や政策を実行したのか、貿易戦争と今後の行方は?というデータと情報に基づく解説。各章の最後にまとめがあり理解しやすい。共和党主流派と保守派、それぞれの考え方が分かれば見方が変わる。相手国の関税を取り払うためにこちらも関税をかけるなど、一見不思議だが説明されると納得。中間選挙四つのシナリオ、共和党上院勝利下院敗北はトランプにとって悪い話ばかりではないというのが意外。他のシナリオに進むとどれも危ういように思う。2018/11/06
Degawa
2
情緒論でのトランプ批判ではなく、個々の選挙区の情勢分析までやって情勢判断をしているのがえらい。ヒラリーが勝つとか言っていた自称専門家は廃業して首をくくるべき。2020/01/21
K.C.
2
2018年の中間選挙前に書かれた本。やや「おまえたちは知らないだろう」臭が鼻につくが、分析結果は受け止めなければならないだろう。最後の日本に対する提言には納得させられるとともに、背筋がゾッとする感覚を覚えた。いやはや嘆かわしい、と言っている場合ではない。2019/05/12
hechima1106
0
NC(①トランプはかなりまとも、②日本の専守防衛は近隣の軍拡競争を招くという逆説)2019/05/04