睡眠の常識はウソだらけ

著者名：堀大輔

フォレスト出版（2019/01発売）

• ISBN：9784866808000

内容説明

■本書はあなたの人生のほとんどを否定するかもしれません

本書では、報道や睡眠関連書籍によって流布される
「日本人は睡眠不足」「睡眠負債」「ショートスリーパーは短命」
「睡眠は身体にいいもの」といった情報を「俗流睡眠論」と喝破し、
快適な睡眠ライフを手に入れる方法を伝えていきます。
つまり、あなたが今までの人生で、真実と信じてきたものを
「あ、それウソだよ」と言って否定する本です。たとえば……

◎睡眠情報のエビデンスとなるデータや実験の多くは
恣意的に用いられたり、的外れである。
◎睡眠の必要性を過剰にアピールし、睡眠不足の危険性をことさらに煽る情報は、
多くの健康な人を不安に陥れ、結果的に不健康にしている。
◎現代の日本人は眠りすぎ。寝ることによる経済的損失は
ダイレクトに身に降りかかる。
◎睡眠そのものに心身に及ぼす害があり、
長時間眠る人ほどその影響を強く受ける。睡眠は万病の元。

■1日6時間であれば人生の4分の1、
1日8時間であれば人生の3分の1を占める睡眠時間を否定するわけですから、
もしかしたら自分自身や人生そのものを否定されるように感じる読者もいるかもしれません。
当然、そのように受け止められるのは本意ではありません。
睡眠の常識に一石を投じて、みなさんに冷静な目でもって
睡眠について考えていただきたいのです。
「もしかしたら睡眠の常識によって、私は悩むべきでないことに悩み、
心身ともに不健康になっているかもしれない……」
そんな視点を少しでも持ってお読みいただければと思います。

●精神科医・ベストセラー作家
ゆうきゆう氏大絶賛！
眠れない方にこそ読んでほしい本。
睡眠への不安が消え、心が軽くなる！


快適な睡眠ライフを手に入れる方法も伝授！
本書では長い間に植えつけられてしまった睡眠の常識を引き剥がすことにとどまらず、
眠気への具体的な対処法や「睡眠の質」を劇的に向上させる方法についても、
多くのページを割いています。
ぜひ、本書を読むことで、快適な睡眠ライフを手に入れてください。


■目次
まえがき　睡眠の常識があなたを不安と不健康に陥れる
筆者の「睡眠の定義」について
第１章　ショートスリーパー式最高の睡眠の見破り方
第２章　睡眠の常識にだまされてはいけない
第３章　俗流睡眠論を流布するスリーパーセルの正体
第４章　睡眠が生み出す身体への毒
第５章　4つの眠気の取扱説明書
第６章　入眠と起床の改善が９割
あとがき　ある心療内科医の憂鬱

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yomineko＠猫と共に生きる]

著者の睡眠時間は45分にビックリ！スタンフォード式睡眠の本を読んで？な部分があったので借りてみました。訓練次第でショートスリーパーになれるそうです！しかも寝すぎると、著者によると5時間でも寝すぎだそうで、就寝中は体温が1℃下がるので免疫力が落ちるとの事。なので朝起きたら喉が痛い等の現象が出る、に納得。昨日は9時半に寝て12時半に起きてずっと活動していますがめちゃくちゃ体調がいいです。語学以外にも資格を取る時間が生まれそうな予感！

2020/11/29

[Mr.チャーリー]

インパクトのある内容です。そもそも睡眠の研究は数々されているものの、よくわかっていないのが現状だそうです。著者の堀大輔氏は、どの情報を信じるかは読者の自由で、本書を信用しない選択もありと言ってます。よく耳にする7時間程は寝ていないと睡眠不足だと決めつけ不安になるほうが精神的に悪い。そんな事に縛られないほうが心が軽くなって、かえって心身が健康になれば、確かにいいと思います。そんな訳で本書にも疑問をもちつつ読んでみたところ、結構楽しめました。

2019/02/23

[プル]

著者は前回の書籍に反発を食らい、今回、それらに反論しています。フィーリング・感覚のみで、科学的に証明されたもので一つも反論出来ておりません。個人的に、ショートスリーパーでもOKであることはわかりました。 私は3時間睡眠の人間です。同じような人がいただけで満足と思うべきでしょうか。こんな稚拙な内容で、私は満足できなかった。ロングだろうがショートだろうが、自分に合ってればいいのです。何時間だろうが、人と一緒でなくていいのですよ。著者は科学的根拠を無視し、著者の感情論や感覚的否定にドン引きです。

2019/02/25

[デビっちん]

誰かが意図した世界から目を覚まさせてくれる内容で、常識と思わされていたものが書き換わるのは気分が良いです。今までの睡眠に対する考え方がガラガラと音をたてて壊れるだけでなく、情報の捉え方も大きく変わるように感じました。

2019/01/15

[デビっちん]

再読。誰かの意図した世界を構築するための常識によって、悩むべきでないことに悩み、心身ともに不健康になっているとしたら幸せではないと思います。そんな常識の1つに睡眠があり、それに対して著者独自の調査と体験によるツッコミが痛快です。この姿勢は睡眠に限らず、あらゆる分野でも同じだと思いますし、そうすると時間はいくらあっても足りないと感じます。なので、常識を壊し活動時間が得られれば幸せな世界に近づくと思うのです。

2019/02/10