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内容説明
みなさんは、「平成」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
「バブル崩壊」「失われた20年」「二流国への転落」……。
決してポジティブとはいえないイメージを抱いている方も少なくないでしょう。
その認識は、本当に正しいのでしょうか。
たしかに、平成の間に失われたものや、反省すべき点はたくさんあります。
しかし、そこに囚われるあまり、現在の日本が抱えている問題の本質や、
その解決の糸口が意外なところに潜んでいることに、多くの人は気付いていないのではないでしょうか。
たとえば最近、「ベーシックインカム」についての議論をよく目にします。
「そんな財源はない」「あくまでも理想論であって、夢物語だ」といった反論をする人もいます。
しかし実は、現在の日本の一部の地域では、「ベーシックインカム」と同様の状況が、既に生まれているのです。
平成の次の時代を、我々はどう生きていくべきなのか。
今の日本が抱えている課題と、この先の未来に向けての解決策を、
その分野のプロフェッショナルの方の力も借りながら、考えてみました。
(「はじめに」より一部抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
123
テクノロジー系の本は自分の中では賞味期限は3年。進化のスピードが速いから、本書はギリと思ってた。でもさすが落合陽一さん。視点が私なんかよりずっと先を行ってて、現在でも内容が全く陳腐化していない。特に日本の教育について。いわゆるPh.D(博士学位)の教育とのために大学入試が終わった瞬間から学生にアンラーニングさせるよう、多様な教育機関を活用して学ぶ、美学に基づいた価値を追求する人材を生み出すなど、政治と技術を掛け合わせた(ポリテック)を基盤として日本の弱体化を進化にチェンジするべき熱く語りかけている。2022/12/03
けんとまん1007
96
かねてからの落合さんの主張のまとめ的なものと読めた。今の時代のテクノロジーとその先にあるものを見つめ、どう、変化していくのかというもの。取り上げられているテーマも幅広く、まさに、国全体に関わる考え方。メデイアで流されている情報にういては、以前から信用していない部分も多いが、そんなことも書かれている。つまり、思考のスタート位置が、意図的にずらされているのだということ。それを踏まえて、先を見通す。そして、動くことが何より大切なのだ。政治家の定年制には、大賛成。2019/04/29
アベシ
73
さらさらっと読めました。日本の予算の使われ方、ジェネレーション・ウォーと言われて久しいですがあらためてデータで見ると、政治家の定年制は必須のような気がします。落合さんの問題意識の持ち方は正鵠をいており、まさしく今を代表する論客の一人だとおもいます。これからも注目していきたいと思いました。 2019/04/20
HMax
54
「若者を自由にすること」すなわち未来への投資が出来ていないことが、僕は非常に悲しいのです。全くその通りです。60歳以上が有権者の4割、シルバー民主主義が蔓延し、高齢者福祉にお金がばらまかれる。日本の一般会計予算100兆円、1/3は社会保障費補填、1/4が国債費、公共事業や教育に回せる真水は21兆円と中国の軍事費26兆円よりも少ない予算。しかもこの真水が25年間変わらず、増えた予算は全て社会保障に費やされる。ショッピングモールに病院や老人ホームを併設するのに大賛成。2020/11/14
速読おやじ
49
フィンテックがあんなに普通になってるんだから、ポリテックも(実態は見えないけど)世界を良くしてくれるのなら。。AIとベーシックインカムが一体で議論されていた。機械に出来る事はやってもらって、もっと人間は創造的な事をすれば良いと思う。ハイタッチなサービスなんかは人間しかできないんだから。また教育に関する議論は面白かった。大学入試までの詰め込み教育以降が重要(そうだよなあ!)徴兵制ならぬ徴教制(社会人が先生になる義務)なんかは実現すると良いかも。シルバー層が子育てを支援するとか、色々できる事は沢山ありそう。2019/03/01
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