内容説明
京阪といえば「技術の京阪」「名匠」と呼ばれ、高い技術力を誇る鉄道会社。
テレビカーや座席が昇降する5扉車、空気ばね台車など、
日本初となる画期的な取り組みも数多い。
開業から100年余。そうして常に、きらりと輝く存在感を発揮し続けてきた。
そんな京阪電車の魅力を、数奇な歴史を交えつつ、
歴代の名車両や特徴的な駅・施設などを徹底紹介。
■著者紹介
伊原 薫(いはら かおる)
1977年大阪府生まれ。京都大学大学院都市交通政策技術者。
『鉄道ダイヤ情報』『旅の手帖』『鉄道ファン』などの鉄道・旅行雑誌や、「Yahoo!ニュース個人」「乗りものニュース」などで執筆。
著者に『大阪メトロ誕生』(かや書房)のほか、『大阪鉄道大百科』(KADOKAWA)等を監修・メインライターとして手がけた。
また、グッズ制作やイベント企画、テレビ番組出演、映像コンテンツの監修、地域公共交通のアドバイスなども幅広く行う。
目次
●本書の主な内容
第1章 踏まれてもへこたれない!不屈のチャレンジ精神で歩んだ京阪の100年
第2章 これが“技術の京阪”の真骨頂 匠が生んだ名車両たち
第3章 巨木、急坂、即席居酒屋など 一度は訪ねてみたい個性あふれる駅10選
第4章 観光開発から中之島線の将来構想まで 京阪が取り組む沿線活性化
終 章 受け継がれ、進化する“京阪スピリッツ”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大阪魂
31
大文字みにいったときも京阪特急使うとかお世話になってる京阪電車のうんちく!でまさに大文字行きの電車の中で読み始めて、これまでの京阪のがんばりに感動してた!ライバル阪急とのスピード競争は、京阪はカーブが多いだけに勝てるわけなく、それなら乗り心地勝負ってことで、日本初のテレビカーつくったとか、結構あちこちエリア拡大目指してたけど、経営難と自治体調整で難航してなかなか拡大できず、淀屋橋とか中之島延伸は悲願やったとか…枚方パーク誕生秘話も面白かった!車両うんちくは難しすぎたけどねー!南海とか阪急とかも読みたいなあ2019/08/18
たいそ
5
2018年。京阪電車は昨年石山寺に行ったときに乗った以外は最近乗っておらず、まだ旧塗色なイメージがあるが、もう走ってないんやね。中之島線というのは淀屋橋から延ばしたのかと適当に思っていたが、天満橋から別路線だった。知らんかった。あと、五条、四条、丸太町の駅名変更も、昨年墓参りで通って「あれっ?」と思うまで知らなかった。自分の中では15年ぐらい時間が止まっていたらしい。向谷実氏の発車メロディの話や、様々な日本初の話はおもしろかった。なにより、この手の本を自分より若い人が書いているということに一番驚かされた。2019/02/16
たか
4
おけいはんについてあれこれ書いてありますが類書と大差はないかな…2019/03/19
だんだん
3
もともと京阪電車好きなので、礼賛の内容が多いこの本を読んで一緒に礼賛していた。新阪急がいまだに京阪の一路線だったら…。かなり想像しがたい「if」だと思う。2019/07/30
ハル牧
3
近年、桜ノ宮駅付近にある京阪電鉄乗越橋が有名になった。国鉄城東線(大阪環状線)高架化に伴う、旧線を利用しての梅田乗り入れ計画で318万円を工事に費やした京阪は、見返りとして国鉄から土地建物を譲受される。京阪と阪急の戦時合併の際に、この土地を真っ先に買い取った阪急が京阪に支払ったのは270万円であったことに触れている新書を、私は初めて見たかもしれない。 現在、その土地には阪急系のHEP FIVEが建てられており、生粋のおけいはんである私はその前を通り過ぎる際、ついつい険しい顔をしてしまう。幻の京阪梅田駅。2018/12/23
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