文春文庫<br> 女子漂流

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文春文庫
女子漂流

  • 著者名:中村うさぎ【著】/三浦しをん【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 文藝春秋(2019/01発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784167912123

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内容説明

女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、女戦線からの離脱を切に願う作家・三浦しをんによる、赤裸々すぎる対談集!

人生という大海原に漕ぎ出してみたものの、たどり着くべき岸からは遠ざかるばかり。
いつしか己が漂流していることに気付いた女子二名。女子高、恋愛、エロ、結婚、仕事、買い物依存症、隠遁願望。正反対の漂い方をしてきた二人による、時に笑えて時に赤裸々すぎるトークの行き着く先は!? 自分らしい生き方が見えてくる一冊。

・誤った選択
・シダ植物のように
・男は違う生き物
・エロへの目覚め
・片づけられない女
・一人は恥ずかしくない
・ブスの壁
・評論好きな男、創作する女
(目次より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

66
わりとえげつないので、男性には読んでほしくない。女性に対して抱いていた夢がバキバキと音を立てて破壊されると思う。2019/01/06

kaizen@名古屋de朝活読書会

56
女子力のベクトル方向ちがえども力は強く動揺はなし #短歌 三浦しおんの文庫の解説を中村うさぎが書いていて、わかりみが深かった。そうだ、自分の根本がしっかりしていると違う方向へ進む人の姿のわかりみが深くなるのだと。2022/03/26

ユメ

49
女子は、茫洋たる大海原を漂流している。「世間から求められる女性像」という岸辺を目指して。あるいは、それに縛られなくてすむ向こう岸を目指して。漂流生活の本音を、うさぎさんとしをんさんが赤裸々に語り合う。漂流の果てに大陸に辿り着けたとしてもそこは無人だ、という2人の結論はすっと腑に落ちた。実は、大海原には女子の数だけ孤島が浮かんでいる、という。理想の大陸が存在しない以上、女子は生涯が漂流生活ということになるわけだが、岸辺を目指さないオタクこそその適応者といううさぎさんの考えはひとつの指針になりそうだ。2019/01/15

けぴ

48
先日は椎名誠さんの漂流オタク本を読んだ。今回は女子漂流。といっても本当に漂流するわけではなく、精神的な漂流。三浦しをんさんと中村うさぎさんの女子トークが五章にわたって繰り広げられる。P194 「我々の人生には、目指すべきゴールなどない。(中略) 人生が果てなき漂流に過ぎないと分かった今、オタクこそがこの漂流を楽しめる理想の適応者なのだ、と。」中々面白い一冊でした。2022/03/04

chiseiok

40
女子会は着飾りよそゆき完全武装女子会と本音ぶっちゃけダダ漏れの全裸女子会に大きく分かれると思うんです。この対談も女子会でいえば最初はやや武装気味。お互いちょっとカタくて遠慮がち、あれ?こらイマイチか?と感じていたら"女子のエロ"の章辺りからイイ感じにあったまりだして、最後はもう全開全裸w。こじらせ女子の大御所&新鋭ツートップのマッチアップはやっぱ面白かった。最終章"女子の王道"では専業主婦=カツアゲシステムと仰せ。専業主婦の皆さんには申し訳ないけれど、その成り立ちに(あくまで成り立ちにですよw)超納得。2019/02/07

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