内容説明
サザードン迷宮の十階層に出現したミノタウロス。冒険者たちはこぞって「打倒ミノタウロス」に挑むが、ことごとく敗退していく。もっとだ! もっと、もっと、闘いを! もっと、もっと、強い敵を! ただひたすら求道者のごとく強さを追い求め、みるみる強大になっていくミノタウロスは、ついには迷宮のルールすら超えた存在となっていく……。果たして、冒険者たちはこの唯一無二の存在を打ち破ることができるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほにょこ
4
★★★☆☆ 「辺境の老騎士」が良かったのでこちらも読んでみました。これはミノタウロスの成長物語ですね。なかなかわくわくする話で面白かったです。2巻も読んでみます。2020/04/03
hiropon181
3
ただ強さを求める求道者となったミノタウロスの生き様にまさかここまで引き込まれるとは思わず一気読み。テンポが良い分だけ粗い展開もあるが、この着眼点と話運びは凄い。結局、迷宮まわりの地域を真に豊かにしたのはミノさんで、政争に明け暮れる王侯貴族ではないというのも皮肉が効いている。2022/01/22
たいぞーん
3
なろうで何度も読み返した大好きな作品。作者に金を払いたかったので購入。最後のパンセルとの戦いで剣が砕け散るシーンは何度読んでも感動しますね2019/03/17
tban
3
戦闘に気品がある 基本的に1対1の決闘に近い戦闘を持って ミノタウロスとその挑戦者たる騎士や魔法使いの 戦闘が描かれるが、その戦闘が単なる戦闘力や 魔力に限らず、アイテムや体力といったパラメーターが 入念に準備された戦いになり、思わぬ結果を導くのが 素晴らしい、そして戦うものの高潔さが宿るのが 楽しい英雄譚になっている。2019/02/15
takave
3
なろうで読んだときはすげーおもしれーなと思ったけど、もう一度読んでもやっぱり面白かった。迷宮に生まれ落ちた一匹のミノタウロスの闘いの軌跡。強敵に敬意を払い、ストイックに強さを求めていく姿勢がかっこよす。2019/01/25