内容説明
女性専用風俗が活況。業態は大きく3つ、レズ、性感マッサージ、出張ホスト。人気の背景にあるのは女性の社会進出に繋がるストレス増、男性の草食化、未婚女性増、欲望が収まらぬままの高齢化、そして店自体の健全化、快楽にカネを使うことのハードルの低下など。女性専用風俗に通う女性客とはどんな人間か。女性専用風俗の出現と定着は社会に何をもたらすのか。客および経営者、実務者へのきめ細かな取材から見えてくる人間模様と悲喜こもごも。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
73
都会はすごい!需要が増えてるようだけど、それだけ癒されたい。心が寂しいって思う女性が増えているってこと。日本は豊かな国って言うし自分もそう思ってきたけども、豊かってなんだろう??2021/11/29
kenitirokikuti
10
もちろん、昔から女性向け性感マッサージや出張ホストは存在したが、チェーン店が出現したのは、ここ5年の出来事(スマフォの普及も大きく関与するようだ)▲「男性向け」とはいろいろ異なる点がある。「射精産業」ではないこと。「女性向けソープ」は成り立たないこと(回転率を上げにくい」。「抜き」目的なので、ホストクラブ的要素は噛み合わない。お客は女性の就労者が多く、風俗系、医療系、保育系など「する」方がストレス発散に来る。変わり種はレズビアンカップルで、女のイかせ方について学習?しにくるそうな。2019/07/14
Katsuto Yoshinaga
6
高額バイトとして出張ホスト(デリボーイ?)話は、私が大学生だった?十年前から都市伝説のように語られ、最近は裏路地のいかがわしいポスター(内実は登録料詐欺のようだが…)でもちょいちょい見かける。個人的には「有りそうで無いもの?」かなと考えていたが、この読メで見かけて飛びついた。「風俗に通うため風俗嬢になる」「値切る」「本番欲求」etc.は男性の感覚や男性目線あるいは私の想像の埒外で驚かされるとともに、興味深い。経営側も文章能力が高い人を採用するといったマーケティングを行っている点も面白い。(コメに続く)2019/12/10
n75
5
ぼんやりとこういうコンテンツがあるだろうことは察していたがここまで公に書いたものは初めて目にした。確かに存在して悪いはずないし需要が増しているのは感じるので実体がかなり詳しく書かれていて非常に面白かった。グレーゾーンでありながらも、消費者が女性ということでかなりデリケートに危機管理をしているところが多いようで好印象だった。あとは倫理観の問題になってくるだろうけど、おそらく一度利用してしまえば倫理観を問うこと自体的外れに感じるかもしれないが、利用する側、しない側は相容れないジャンルだろうなと思う。2019/05/27
かった
3
お金を払って女性が裸になり、性を買う。一見本当にあるのかと信じられない行為だが、この本を読むと納得した。単にエロを買うのではなくて脳でいくのね2019/11/25