内容説明
フィクションとしての時代劇と史実としての歴史は、とても近いところにあった! 鬼平犯科帳、大岡越前、水戸黄門など国民的人気を誇るテレビドラマから映画まで、時代劇の妙味を、東大史料編纂所教授と時代劇研究家が語り尽くす。歴史の流れをざっくり知るために、時代劇は最高のテキストなのです! CS「時代劇専門チャンネル」チャンネルガイド人気連載、大幅加筆にて書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花乃雪音
13
CSの時代劇専門チャンネルのガイド誌に掲載された読み物をまとめた本。時代劇映画がドラマを取っ掛かりにフィクションのノンフィクションの違いを解説しているがあくまで映画やドラマを楽しむための読み物だった。その中の一編にある『忠臣蔵』で怪談として有名な『四谷怪談』が『忠臣蔵』のサイドストーリーと有名という話には驚いた。調べると狂言『東海道四谷怪談』の初演は『仮名手本忠臣蔵』との二本立てだという。2019/01/19
tetsubun1000mg
8
筆者の最新作「テレビの荒野を歩いた人たち」が面白くて、他の著作を見ると時代劇が大好きでたくさんの本を書いていることを知った。 東大史科研究山本教授と対談している内容が、テレビの時代番組とつながっているので分かりやすい。 「鼠小僧は本当にいたのか?」「大岡越前は庶民に人気があったのか?」など気になる事を質問してくれるので読みやすいい。2020/07/26
しまめじ
2
確かに時代劇を見ていればだいたいの日本史は理解出来ますよね…というか自分がそもそも大河を見たのがきっかけで歴史が好きになったので、タイトルすごく納得します。今なら大河と土曜時代劇枠しかないのが残念ですけれど…。映像で見るとよりよく時代の生活が見えるので、歴史理解が進むと思うんですよね~。清盛はホント有り難かったな…!最近ではあさがきたがすごくしっかりした時代劇だったので見たことない人は是非見てほしいですね…!土曜時代劇枠は攻めてるな~と思います。2019/06/28
つじつじ
2
好きな時代劇がいっぱい出てきて、蘊蓄が楽しい本でした!2019/01/21